登場人物:メインメンバー
ユゼフ・ワレサ
大陸暦621年5月7日生まれ
シレジア王国王立士官学校第123期「戦術研究科」卒業生
農民 → シレジア「騎士」、カールスバート「卿」
なぜか現代日本の記憶を持つ転生者にして主人公。
剣技・馬術・魔術と言った実技分野は壊滅的なかわりに、戦術や戦略、政治、外交、謀略と言った頭脳面では優れた能力を持つ参謀タイプ。
ただし周囲からは「悪辣」「外道」という印象を持たれている。本人に自覚はない。
士官学校在学中にシレジア=カールスバート戦争、ラスキノ独立戦争に従軍。それらの武勲によって卒業後大尉に任官され、在オストマルク帝国大使館の駐在武官となる。
637年、王女暗殺未遂事件(マリノフスカ事件)の功績により少佐に昇進。クラクフスキ公爵領総督府軍事参事官を経て638年に公爵領統計局特別参与となる。
なお、カールスバート内戦における武勲でカールスバート復古王国から「王国軍参謀本部常任理事」の職も得ている。
サラ・マリノフスカ
大陸暦619年7月25日生まれ。
シレジア王国王立士官学校第123期「騎兵科」次席卒業生。
シレジア「騎士」
ヒロインの1人。ユゼフに好意を持っている赤髪灼眼のツンデレ暴力系女子。
魔術以外の武術全般に優れるかわりに、頭脳面では壊滅的。士官学校ではユゼフに実技を教えるかわりに彼から座学を教わった。その甲斐あって、前線指揮官としての能力を手に入れる。
士官学校在学中にシレジア=カールスバート戦争、ラスキノ独立戦争に従軍。それらの武勲によって卒業後大尉に任官され、近衛師団第3騎兵連隊第15小隊隊長となる。
637年、春戦争における武勲で少佐に昇進。第3騎兵連隊第3科長(訓練幕僚)に任命される。
ラスドワフ・ノヴァク
大陸暦615年10月19日生まれ。
シレジア王国王立士官学校第123期「輜重兵科」卒業生。
ノヴァク商会会頭の次男。
武術や戦術面での能力は殆どないが、兵站や事務などの後方業務の才に優れた人物。戦時においても司令部の要請に合わせて臨機応変に対応できている。
士官学校在学中にシレジア=カールスバート戦争、ラスキノ独立戦争に従軍。それらの武勲によって卒業後中尉に任官され、ヴロツワフ駐屯地補給参謀補となる。
637年、春戦争における武勲で大尉に昇進。クラクフ駐屯地補給参謀補 → 638年、同駐屯地補給参謀となる。
オストマルク帝国に婚約者がおり、相思相愛の関係。638年に晴れて結婚し、さらに双子を授かる。
エミリア・シレジア
大陸暦621年6月9日生まれ。
シレジア王国王立士官学校第123期「剣兵科」三席卒業生。
シレジア「大公」、カールスバート「公爵」
国王フランツ唯一の子にして王位継承権第1位の持ち主。
シレジア=カールスバート戦争時に、ユゼフらと出会い、看過されて士官学校に入学。
剣術・弓術・魔術と言った武術から政治・経済・外交まであらゆる分野を網羅する秀才。ユゼフから戦術や戦略を学び、優秀な司令官としても活躍できる。
ラスキノ独立戦争に従軍し、その時の武勲と王族という身分に配慮されて少佐に任官、王国軍総合作戦本部高等参事官となる。
637年、春戦争における武勲で大佐に昇進しクラクフスキ公爵領総督府軍事査閲官に。
638年、カールスバート内戦における武勲で准将に昇進。役職はそのまま。
なお、カールスバート復古王国より「公爵」「王国軍大将」「王国軍総司令部名誉顧問」の地位を得ている。
マヤ・クラクフスカ
大陸暦614年11月13日生まれ。
シレジア王国王立士官学校第123期「剣兵科」首席、及び「警務科」卒業生。
シレジア「公爵家令嬢」
クラクフスキ公爵家三子長女。エミリアの護衛にして世話役にして副官。
エミリアの士官学校入学に合わせて自身も士官学校に入学。サラ以上に剣術に秀でており、護衛及び前線指揮官として十分な能力を持つ。
そして政治・経済と言った面でも優秀で、また副官として事務仕事もそつなくこなす。
ラスキノ独立戦争に従軍し、その時の武勲によって中尉に任官。エミリア王女附侍従武官となる。
637年、春戦争における武勲で大尉に昇進。
フィーネ・フォン・リンツ。
大陸暦622年8月11日生まれ。
オストマルク帝国第一士官学校「情報科」首席卒業生。
オストマルク「伯爵家令嬢」
ヒロインの1人。オストマルク帝国貴族、リンツ家の三女。元々は子爵家令嬢だったが、陞爵されたため伯爵家令嬢に。
士官学校在学中に軍曹待遇の軍属としてユゼフと接触、情報を提供。行動を共にし、リンツ伯爵家及びクーデンホーフ侯爵家の権威拡大に貢献。
士官学校卒業後、少尉に任官。帝国情報省第一部所属の武官として対外諜報業務に従事。その後、在クラクフ オストマルク領事館駐在武官となる。
638年、中尉に昇進。