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ドレスを着るということ

作者: りく

綺麗に整理された木々を抜けるとそこには真っ白な教会が姿をあらわした。


「今日、ここで私は・・・」


不安いっぱいの中で私はそうつぶやく。


「アナタももうお嫁にいってしまうのね・・・」


私の付き添いで来てくれた母は寂しそうに語りかける。


「これからいっぱい大変なことがあると思うけど、2人仲良くがんばるのよ」


不安な私に追い討ちをかけるようなことを・・・・といつもの私ならイライラしてしまうところだろう。


しかし、今日の私はそんな余裕も一切無かった。


「う、うん・・・・」


教会に着くとさっそく衣装合わせやらメイクやら髪結いやら本当に忙しかった。


母はずっと私のそばで微笑みながら手伝ってくれた。


「このドレスはね、私がお父さんに嫁いだ時に着ていた物なのよ。」


もちろん私は知っていた。


父が病気で亡くなってから10年、母は落ち込む事があるとこのドレスを見て泣いていたから・・


「うん・・・お父さんも・・・・ここに・・・」


そっとドレスに触れると母も私の手をにぎってくれた。


「いっぱい、幸せになるからね」

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