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その4 律、お母さんをする。

リエスディアは聞き分けが良すぎるよ。

未来の国王陛下としていいのかもだけど。

母親としてはつまんないよ。


「お母様とお買い物♪」

リエスディアは喜んでるみたいだね。

ウェティウス様をおいて王都に

お忍び?に出ています。

「リエスディア姫!飴かってがないの?」

リエスディアは

お忍びにならないみたいです。

「お母様、ギーデル飴屋さんの飴美味しいんです。」

リエスディアが微笑んだ。

私、グーレラーシャの甘味は甘すぎで苦手なんだよね。

「果汁いりがおすすめです、律様。」

店主さんが言った。

ふとカウンター前の壁を見ると

獅子が黒いウサギを抱えてるマークがあった。

王室御用達なんだこのお店。

「二本ください。」

私は言った。


リエスディアが目をキラキラさせて飴細工が出来てくるのを見ている。


可愛い猫とウサギができてきた。


「お母様はウサギね。」

リエスディアが言った。

「私は猫。」

続けてリエスディアが言った。

ウフフと笑ったリエスディアは可愛かった。


「甘いけど美味しい。」

柑橘系の果汁の味がした。

「親友が甘いもん苦手で絶対食べさせてやると開発したんです。」

店主さんが言った。

その親友さんグーレラーシャ人?だよね。

甘いもん苦手のグーレラーシャ人いるんだね。

「いつも、買い食いしてるんでしょう?」

私は言った。

「お友だちとしてます。」

リエスディアが

楽しそうに言った。

王族でも区別なしか...。

いいな、そういうの。

そういや、ウェティウス様と王都歩いても

全然、騒がれたことないな。


そうか、幼年学校もふつうに一般的な

学校通ってるしな。

ウェティウス様もエリスディア様もノルティウス様も通った学校らしい。

ある意味すごいな。


「リエスディアちゃん、お母様と一緒なの?」

衣料品店のおばさんに聞かれてるし。

「はい、おばさん...あの服ありますか?」

リエスディアが言った。

今日はここがお目当ての場所だもんね。

王室御用達の仕立て屋さんじゃなくて

みんなが着てる日除けローブがいいんだって

みんなと同じがいいなんて子供だよね。

「あるよ、ピンクの日除けローブ、とりおいといたから...リエスディアちゃん、本当にお姫様だったんだね。」

おばさんは私を見ながら言った。

「一応そうだよね、お母様♪」

間違いなく、王女なうちの娘が言った。

「間違いなく王女だよ。」

ウェティウス様との子供なんだから。

「律様がお母様ですもんね、はい子どもの好きな刺繍図案つけときました。」

子どもの日除けローブの刺繍は親がするからね。

「お母様の日除けローブの刺繍図案がいい。」

リエスディアがおねだりした。

「リエスディアちゃん良いね。」

おばさんが言った。

お姫様ってわかっても態度が一緒ってある意味すごいな♪


リエスディア、帰りに刺繍材料屋さん

よっていこうね。

ニーッデセの葉っぱだけだど地味たから

バュルアの花の刺繍も入れようかな♪

お母さんがんばるから楽しみにしててね。

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