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女王陛下(多分)と異世界人(確定)  作者: 阿野根の作者
律、グーレラーシャで新婚生活する。
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その24 律、出産する。

ついに生まれたよ。

女の子です。

つまり、未来の本物の女王陛下?

だよね。


「律、よく頑張った、ありがとう。」

ウェティウス様が言った。


生まれたんだ...。

辛かった。



生まれた子は黒い髪の毛をしている。

目は水色だ。

指も全部ある。

なんて小さいんだろう。


「可愛い。」

まだ、疲れてるけど。


「よく、たちあったね、婿殿。」

お父さんが言った。


お父さんは立ち会おうとして

倒れたんだそうです。

私の時。


「まあ、血にはなれていますので。」

ウェティウス様が言った。

「そうなんだ。」

お母さんが言った。


そうか、戦場出てたもんね。


家の子も大人になったら出るんだよね。


跡取りだし。


「律様に似て可愛いですね。」

看護師さんが言った。

「そうですね。」

お医者さんが言った。


ウェティウス様に似れば絶世の美女だったのに。

まあ、いいけどさ。



「ひ孫じゃな...ラシティウスが50年後に帰って来るな。」

お義祖父ちゃんが言った。

「そして、私が50年後に律と離れて武者修行の旅にでるのですね。」

ウェティウス様が寂しそうに私をみた。

な、なに?

「律、ついてきてくれないか?」

ウェティウス様が言った。

「孫、むちゃいうでない、ファモウラの戦場に夫人づれ、それも弱い律連れなど無理じゃ。」

お義祖父ちゃんが言った。

「そうですよね。」

ウェティウス様は深いため息をついた。


50年後、ウェティウス様が人材スカウト率

歴代国王ナンバーワンになるのは

また、べつの話です。

だって一月一度帰ってくるんだもん。

お義父様だって半年に一度なのに。


この時は何とかしないとと思ってました。


「名前をなんとする?」

お義祖父ちゃんが言った。


「リエスディアです。」

ウェティウス様が言った。


リエスディアかぁ...。


「リエス、ひいじいじゃぞ。」

お義祖父ちゃんはまなじりを下げて抱き上げた。

そして泣かれた。


さっきそれウェティウス様もやって泣かれました。


武人特有の殺気がダメなのかな?


「リエス~、じいじだよ~。」

お父さんは抱いても大丈夫なのに。

「私も抱くわ~。」

お母さんが言った。


「初孫ですね、息子どもは不甲斐ないから。」

スザナお母様も抱きたそうだ。

「孫、何ていい響きだ。」

ライエスお父さんも言った。


ラシティウス様とアンネママン様は

あとから来るそうだ。


「律。」

子供を抱いてたら、ウェティウス様

に抱き上げられた。


すごい視覚的効果だよ。


ウェティウス様に抱き上げられた私。

私が抱き上げたリエスディア。


なんか親亀のうえに子亀がのってさらに孫亀

がのってと言うのを思い出しました。


リエスディア、生まれてきてくれて

ありがとうね。

沢山可愛がるからね。

ついに子供誕生です。

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