その22 律、体力の限界を思う。
つらいよ。
グーレラーシャの大型ワンコ
やっぱりスゴすぎ。
ああ、だるい、空が黄色い。
「律、すまん、つい。」
ウェティウス様が言った。
本当にしゅんとしてるよ。
不味い、可愛い~。
「大丈夫だよ、ウェティウス様、ご褒美だもんね。」
全く私は動けませんけどね。
トイレまで夫につれていってもらうって
どんな、羞恥プレイですか?
まあ、運んでもらっただけどさ。
「律様、医師が参りました。」
カギュレヒムさんが言った。
ダファヤ家は代替わりしたらしい。
「ご懐妊ですね。」
お医者さんはさらっと言った。
...はい?
昨夜、激しかったんだけですが。
「精密検査を行いたいと思います。」
お医者さんが言った。
「許可する。」
ウェティウス様が言った。
この人も呆然としてるよ。
でも、私をだきあげて王宮内診療所
につれていっってくれた。
だって動けないし。
まあ、結婚して2年ちょっとたつしね。
まだ、抱き込まれてる私。
グーレラーシャ的にもしつこすぎらしいね。
やることしてればできるよね。
しかし、すごいな、私は力強い(筋力無いけど)
から、まだ、何年もかかると思ったのに。
そうか、最近、気持ち悪いことが
あったのは食べ過ぎでなく。
つわりかい。
「まちがいございません、ご懐妊です。」
お医者さんが言った。
「おめでとうございます♪」
診察室にいた全員に祝われたよ。
「ありがとうございます♪」
私は言った。
「そうだな、たしかに、めでたい。」
ウェティウス様は言った。
まだ、呆然自失?
「嬉しくないの?」
私は聞いた。
男性は頑張らないとお父さんに
なれないって聞いたし。
「嬉しいのは嬉しいが。」
ウェティウス様は言った。
「当分は律様は愛せません、安定期まで我慢してください、陛下。」
お医者さんが言った。
そう言うこと?
「そうか...律、そなた、食べたいものはないか?」
ウェティウス様が言った。
なんでそう言う話になるんだろう?
「ああ、過度塩分、糖分は控えてください、妊娠中毒症予防です。」
お医者さんが言った。
ああ、グーレラーシャ人妊婦には必要だよ、その説明。
王宮料理人にこの間の減塩料理作ってもらえる、大義名分が出来たよ。
「食箋を王宮料理人に出しておきます。」
続けてお医者さんは言った。
そうか、入院してるのと一緒なんだ。
お医者さんも看護師さんもここにつめてるんだし。
「頼む、律、そなたなら大丈夫だと思うが迷惑かけるな。」
なんかやっぱり混乱してるようだよ。
「迷惑もなにもウェティウス様と私の子供だよ。」
私は言った。
「そうだったな。」
ウェティウス様が微笑んだ。
「つわりの時は食べられないのでさっき言った注意を守れば好きなもの食べていいですよ。」
お医者さんが言った。
じゃあ頼もうかな♪
「ウェティウス様、ヨウカン食べたいから知ちゃんとこ買いにいこう。」
知ちゃんに報告したいし。
「...私が買いにいく、そなたは休んでおれ。」
ウェティウス様が言った。
「ええ、行きたいよ、知ちゃんと話したい。」
私は言った。
「そなたは子を生むまで、王宮より出さない。」
ウェティウス様が言った。
抱え込みモード発動中...。
困るよウェティウス様。
妊婦にストレスあたえてどうするのさ。
まあ、ウェティウス様は囲む人だってわかってるけどさ。
妊婦には適度な運動も必要なんだからね。




