その21 律、甘いご褒美の夜(ウェティウス様がね。)
ミシェル王太子殿下の歓迎会でも
華麗?にエスコートされていました。
...分かった、頑張るよ。
ウェティウス様の部屋のベッドにいます。
「律、もうそなたとあって4年になるのだな。」
ウェティウス様が微笑んだ。
ウェティウス様の膝の上です。
「そういえば、そんなにたつんだね。」
結婚して2年ちょっとか。
...結婚記念日の記者会見も
抱えられてたな、私。
「そなたが私の腕の中に落ちてきてくれてよかった。」
ウェティウス様が言った。
そう?私は最初戸惑う事ばっかりだったけど。
だって自分は必要とされてないって思っていたし。
会社勤めはキツかった。
やることなすこと文句言う男上司。
尻馬にのるアホ同僚女。
まあ、環境調整師の仕事は楽しかったよ。
だから、私を抱き締めるこの人の態度が信用出来なかったんだよね。
きっと、気まぐれなんだろうなって。
こんだけきれいな人が私が欲しいなんて信じられないって。
でも、引かれる気持ちは止まらなかった。
カータンシキ魔王国じゃなくて。
カータシキ魔法塔国の変態に誘拐された時。
ウェティウス様しか思わなかった。
あの変態が選んだ男に抱かれるなんて
絶対嫌だった。
でも、私とウェティウス様は死んだら
別のあの世だから再会出来ないんだよね。
明正和次元は魂が少ないから
絶対に明正和次元のあの世に戻る事になる。
助けでもらって良かった。
ウェティウス様の事を愛してる。
たとえ、大型ワンコでもね。
「律。」
ウェティウス様が何度目かの口づけをした。
全身キスマークだらけだ。
わー、その発言、言っていいの?
ま、まあ、プライベート空間だし。
カギュレヒムさんも待機してるからいざと
なったら助けてもらおう。
カギュレヒムさんも結婚したっていってたな。
「律、喉が乾かないか?」
ウェティウス様が口移ししたそうに言った。
「砂糖抜きでお願いします。」
私は言った。
「変わらないな。」
ウェティウス様は
そういってお茶を口移しした。
「律を私の腕の中から出すのはきつい。」
ウェティウス様は言った。
「でも、外国の要人と会う時は必要なんだよね。」
それなのにヌーツ帝国の皇帝夫妻にあった時抱き上げられてたよ、私。
「そうだな、伯父上様も父上様と違って私が律を下ろしていたことは感心していた。」
ウェティウス様が微笑んだ。
わー、感心される事なんだ。
「だから、これからもそう言う対応でね。」
ウェティウス様かっこいいんだから
そうになれば外国のメディアうけもよくなって観光増加に少しはつながるはず。
「律がこう言うご褒美をくれるなら考えよう。」
ウェティウス様が言った。
....ウェティウス様、私に死ねといってるのね?
「ご褒美無くても仕事なんだからやってください。」
私は言った。
「....断る。」
ウェティウス様が言った。
「国王陛下なんだからさ、やってよ。」
エスコートくらい。
普通にさ。
「律がご褒美くれればやる。」
ウェティウス様が妖しく笑った。
「私、体力無いんだからね。」
私は言った。
「....配慮しよう。」
ウェティウス様が言った。
「律。」
ウェティウス様に抱き込まれて
そのまま、次の快楽のうずに巻き込まれました。
ああ、私生きていけるのかな?
ウェティウス様、なるべく長く一緒に
いたいから、
お手柔らかにお願いします。




