その8 律、グーレラーシャに帰る
ああ、グーレラーシャに帰って来たよ。
「おかえりなさいませ、陛下、律。」
スザナお母様が出迎え....あー?
「お帰り~♪律~♪」
お母さんとお父さんだぁ。
「ど、どうしてここに?」
私は聞いた。
「うん、ソウトントンが交渉成立したからサクサク行って次元門つくってきてよって。」
送られたのか。
「律の母上様、父上様か...。」
ウェティウス様が自主的に私を下ろしてグーレラーシャの礼をした。
「母上様、父上様、ウェティウス・グーレラーシャと申します、末永くよろしくお願いいたします。」
ウェティウス様が言ってくれた。
「あなた律の夫で私にとって婿様なのね、綺麗ね、私は律の母で栗落花満こちらが夫の秀明よ、よろしくお願いいたしますね。」
お母さんが言った。
「婿殿、一発殴らせてもらう!」
お父さん!?
....全然届かないじゃん。
「なんで防御するんです!」
そりゃするよ、ウェティウス様武人だし。
お父さん筋力ないじゃん、翼人だから。
「大事な娘をよくも嫁に!幸せにしないと承知しないよ~!」
お父さんは諦めて叫んだ。
「必ず、幸せになります。」
ウェティウス様が言ってくれた。
うん、一緒に幸せになろうね♪
「娘をよろしくお願いします。」
お父さんは泣きながら言った。
涙もろいんだから。
「はい。」
ウェティウス様は言ってくれた。
しかし、よく、国王陛下が攻撃されてるのに警護官が介入しなかったな。
「律様の父上様は律様そっくりで何か可愛いなぁ。」
文官の人が呟いてるのが聞こえた。
....そういや、色違いの一卵性親子って言われたよ。
「異世界の賢いかわからない金色大ウサギって感じですね。」
スザナお母様も言ってるよ。
まあ、お父さんは男だしね。
つまり、生暖かい目でほっこりしてたと。
なんだかなぁ……。
「お父さん、そのくらいにして、婿様、次元門の場所を相談したいのよね。」
ニコニコとお母さんが言った。
お母さんは静音お祖母ちゃんと似てる。
「では、パティスリー・イシカワの隣はどうですか?」
ウェティウス様が言った。
「ああ、地球世界の女性のお店の隣ね。」
お母さんは言った。
予備知識でソウトントンに聞いたのかな?
「グーレラーシャ傭兵国は変な魔法を使わないせいか時空が落ち着いててどこでも大丈夫ってソウトントンがいってたからいいわよ、そこで!」
お母さんが言った。
そういってるけど多分ちゃんと観察してから来たんだろうね。
「では、案内させましょう。」
ウェティウス様が言った。
「その前にお茶を飲んでからにいたしましょう。」
スザナお母様が言った。
お父さん、お母さん、覚悟しといてね。
グーレラーシャのお茶もお菓子も駄々アマだし。
.......ウェティウス様も駄々アマだな。
頼むから親の前でキスしないでほしい。
抱き上げてるのは仕方ないけどさ。




