その3律、明正和次元の空とぶ人参に再会する。
おお、ソウトントンだよ。
ついに、帰れる日がきたかな?
帰らなくても良いけど。
「緑の髪とオレンジ色の目の男性が律様に会いたいと参っております。」
サリュウス秘書官が言った。
「グーちゃんです、誰だろう?」
私はなんとかウェティウス様のお膝の上にいられるようになりました。
まだ、だるいけど。
「ソウトントン様とおっしゃってました、律様。」
サリュウス秘書官が律様を強調して言った。
「グーちゃんですって...ソウトントン?ソウトントンだ!すぐいれてください。」
私は言った。
「ソウトントン?何者だ?」
ウェティウス様が首を傾げた。
「明正和次元の空とぶ人参です!」
私が言うがとウェティウス様はマスマス困惑した。
「律ちゃん、結婚おめでとう♪」
能天気にソウトントン?は言った。
人型なれるんだ。
「ありがとう、ソウトントン?」
私は言った。
「うん、ソウトントンだよ、菜人いない世界だから人になったんだよ。」
ニコニコしながらソウトントンが言った。
「サイジン?なんだ?」
ウェティウス様は困惑している。
「野菜な生き物かな?」
よくわかんないけど。
「うん、そんなかんじでいいや、律ちゃん、まだ、帰れないんだ、ごめんね。」
ソウトントンが言ったとたんウェティウス様が強く抱き締めた。
「私、帰んない予定なんだよね。」
私は、ウェティウス様の腕を撫でながら言った。
ちょっと苦しいかな?
「うん、でも、里帰りしたいでしょう?実家に。」
ソウトントンが言った。
「里帰りしてもいいですか?」
ウェティウス様に聞いた。
「戻って来るならな。」
苦渋の選択らしい、緊張感が背中ごしに伝わった。
「国王陛下も一緒に挨拶に来てよ、なら安心だよね。」
能天気にソウトントンが言った。
そうだけどさ、それ可能なの?
「そうしよう。」
ウェティウス様の緊張がとけた。
「いいんですか?私は嬉しいですけど。」
私はウェティウス様を見上げた。
「ああ、律のご両親には挨拶をしないとな。」
ウェティウス様が言った。
「う~ん、律ちゃんの両親さんはいいんだけどさ~、静音さんがねー。」
ソウトントンが言った。
「お祖母ちゃんか...。」
ウェティウス様の事気に入らないと妨害工作に出るかもね。
「祖母上様になにか問題があるのか?」
ウェティウス様が不思議そうに言った。
「栗落花家最強のお祖母ちゃんだからね。」
私は言った。
...強いんだよ、身体的にも、性格的にも。
「本当の最強はミェルデさんだけどね。」
ソウトントンが言った。
そうなんだ!お祖父ちゃん強いんだ!
「最強の祖父母がまっててもいいかな?」
嫌かな?
「心して訪問させてもらおう。」
ウェティウス様が言った。
うん、頑張って、私も頑張るよ。
「まだ、さきの話って言うのはね、次元門作るからなんだよね。」
へー、次元門、許可出たんだ、この世界の責任者から。
「満さんが秀明さんと来るからね。」
ああ、お母さんは空間管理師だし、お父さんは環境修復師だから来るのか。
次元門の設置に。
「うん、わかった、いつ頃?」
私が聞くと未定だけど近い内だよと言ってソウトントンは帰って行った。
「律、私は認めてもらえるように頑張るぞ。」
そういってウェティウス様は私にキスをした。
「ドーちゃんがいえ、律様がいると陛下の顔が癒されてるわね。」
サリュウス秘書官が言った。
もうひとおしでドーちゃん、もしくはグーちゃんって呼んでもらえるかも、頑張るぞ。
「ウェティウス様、大丈夫ですよ。」
多分、両親は。
ウェティウス様の頭を撫でたらその手をつかまれて甘噛みされました。
問題は最強の祖父母夫妻だよね。
静音お祖母ちゃん、頼むからさ。
ウェティウス様いじめないでよ。
私の大事な夫何だから。




