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女王陛下(多分)と異世界人(確定)  作者: 阿野根の作者
律、異世界に召喚される。
43/103

幕間 栗落花家最強のおばあちゃん2

律が見つかったってきいたよ。

なんで直ぐに迎えに行かないんだい!


「う~ん、色々とあるんだよ。」

空飛ぶ人参ソウトントンがオレンジ色の体を揺らして言った。

「なんでだい!律がかわいそうじゃないかい!」

私はソウトントンに詰め寄ったよ。

「静さん、落ち着いて、ここにおいで。」

夫のミェルデが自分の膝を叩いた。

いこうかね。

「悪いねー、ミェルデさん。」

ソウトントンが言った。

私はミェルデの膝の上から睨み付けた。

「どんな事情があるんだい?」

少し落ち着いたふりをして言った。

「....静音ちゃんとミェルデさんの時みたいに異世界結婚予定みたいな?」

なんだい、その女子高生みたいなしゃべり方は!

...結婚?律がかい?

「どういうわけだい!」

私が立ち上がろうとするとミェルデが抱き抱えた。

「静、血圧上がるよ。」

ミェルデが耳元で囁いた。

全くムダイロケ男め。

「相手は誰ですか?」

婿の秀明(ヒデアキ)が言ったよ。

娘夫婦もいるんだった。

そうするとミェルデに抱えられてるのも恥ずかしいね。

「向こうの世界のとある国の国王陛下だよ。」

異世界の国王陛下かい、ミェルデも元国王だったね。

私と結婚するんで退位したんだよ。

弟君に押し付けて。

「静音ちゃんとミェルデさんみたいな感じ?う~んそれ以上で超熱愛?馬鹿っプル ?ラブラブみたいな~。」

ソウトントンが言ったよ。

やっぱり、女子高生みたいだよそのしゃべり方は!

「超熱愛?ラブラブ?馬鹿っプル?何よそれ?」

娘の(ミツ)が言った。

「律ちゃん、最近地面歩かせてもらってないもん。」

そこまで抱き上げられてるんかい。


「今、世界管理人が向こうの世界管理人と交渉中みたいな?」

おい、エセ女子高生!はっきりいいな!

「国王陛下はお父さんみたいに婿入りしてくれないよね。」

娘はため息をついた。

律はこの末娘ん家の一人娘だからね。

今んところ。

「うん、国王陛下、その世界が選んだ王だからね、無理みたいな?」

ソウトントンが言った。

そのしゃべり方イライラするよ。

「結婚式に出られるといいんですが。」

婿が言った。

「ごめん、それには間に合わない!その代わり次元門作るから満ちゃんよろしくね。」

ソウトントンが言った。

次元門製作なら空間管理師の娘はおてのもんだからね。


「律の婿には挨拶にきてもらいたいね。」

どんな奴かみきわめて、

気に入らなければ容赦しないよ!

「うん、わかった。」

ソウトントンが安請け合いした。

「どんな人ですか?人柄は?」

婿が言った。

「....う~ん、ミェルデさんみたいに色気あって、なおかつ獣系?のべつまくなしに律ちゃんにキスしまくり、さわりまくり、抱き上げまくりみたいな?美人だよ。」

なんだいその危ない男は!

「私しゃ反対だよ!」

私は叫んだ。

「静、血圧上がるよ、これ以上興奮するのなら、この場から連れ去ってお仕置きするから。」

ミェルデが言った。

私の耳に息を吹き掛けながら。

「わかったよ、ミェルデにお仕置きなんてされたら余計に血圧上がるよ。」

大体なんで私がお仕置きされなきゃいけないんだい。


「デイサービス福川にいく日じゃなかったの?」

ソウトントンが言った。

その日を狙ったね。

「静がどうしても休むって駄々をこねてね。」

ミェルデが言った。

駄々なんてこねてないよ。

祖母として当たり前じゃないかい!


「ともかく、律ちゃんを迎えにいける日も近いから、気持ちを落ち着けて生活してね、ひ孫が見られないよ。」

ソウトントンが言った。

ひ孫ね、それは見たいね。

王の嫁ってことは。

ひ孫は王子様か王女様ってことだね。

面倒だよ。

「もう、ひ孫が出来るような事してるのかい!」

結婚前に?

「まだ、してないよ...時間の問題だけど。」

ソウトントンが言った。


「静、いこうか、血圧心配だし、お仕置きだよ。」

ミェルデが微笑んだ。

「血圧は薬飲んでるから大丈夫だよ。」

私が言ったけどミェルデは私を抱き上げた。

「ソウトントン、あとはよろしくお願いします。」

ミェルデは言った。

どこにつれてくんだい。


律、もう少しのしんぼうだよ。

ソウトントンが見つけたし。

変態男なんぞ蹴飛ばしておやり!

嫌な結婚なんてするんじゃないよ。

愛してるんなら仕方ないけどさ!

第一章は終わりですが物語は続きます。

結婚式してないし。

栗落花最強のおばあちゃん?

は力が強いのでデイサービスいってますが

成熟度的には中年くらいです。

栗落花実は最強のおじいちゃんも

力が強いので成熟度中年くらいです。

でも、年齢的には超高齢者です。

元気ですが。

次話から第二章入ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

阿野根の作者

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