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女王陛下(多分)と異世界人(確定)  作者: 阿野根の作者
律、異世界に召喚される。
28/103

その17 律、豆畑の視察に出る。

ヒエギデルには豆畑が広がっていたよ。

今日は豆畑の視察に陛下と来たよ、生育悪いんかな?


「はい、いつもの年より悪いです。」

暑さよけのためか、頭に布を被った、中年の男性がウェティウス様に言った、村長さんらしい、正装して畑って何か変だよ。

「で、あの方は何をなさってるんで?」

私が地面に顔を向けて何か言ってるの気になるんだね。

「....律に任せておけばよい。」

ウェティウス様が言った。


「地下水脈の変動があって土地の乾燥があるそうです。」

私は地の精霊さんに聞いた事を伝えた。

『そうだす。』

黒い猫が言った、少し毛がパサパサしている。

『人の作ってくれた水路もふさがりそうなのね。』

みどりの犬が言った...豆の精霊だ尻尾が少し細い。


「水路がふさがりかけてるそうです、どこですか?」

私がそう言うと村長は畑のふちの水の採り入れ口を教えてくれた。


「律。」

ウェティウスはいつも抱えてる私がいないので不安らしい、どんだけ一緒にいるんだろうね...ハア。

「一緒に来ますか?」

....言った途端抱き上げないでよ、村長さんはじめ農家の人が目を丸くしてるじゃん....キスまでするなよ、ウェティウス様、私は仕事中です、本業の環境調整師の。


風の探索魔法を使うと水路は確かにふさがりかけてた。

『よどむのじゃ、乾くのじゃ。』

紫の蛇の精霊が言った...このくらいなら、単独で直せる。


ウェティウス様は限界らしいけど、無理言って下ろしてもらった...翼を広げる...風の精霊が集まって来た。


『金の翼のレディ、何か御用ですかな?」

ダンディー上級精霊かい。

「水路の空間を広げてください、素敵なおじ様。」

ああ、精霊にお世辞言ってその気にさせるのきついよー。

『いいとも、金の翼のレディ。』

その上級精霊は自分と一緒に来ていた風の精霊達と水路に吹いて行った...ああ、ダメージが、属性の関係といえ、風の精霊きついよー。

『よどみが、乾きがとれたのじゃ、礼を言うのじゃ。』

紫の蛇の精霊が言った。

『毛並みが潤って来ただす。』

黒い猫の精霊が言った。

『気持ちいいのね♪』

みどりの犬の精霊が言った。

よかった成功っと。


『金の翼のレディ、お名前は?』

風のダンディーな上級精霊が帰って来たよ、報酬はなにが欲しいのかな?難しくないといいけど。

栗落花(ツユリ) (リツ)です。」

何で名前?

『隠された真名を知りたい。』

...真名?ああ、翼人名?

「虹の旋律(ニジノセンリツ)です。」

風の上級精霊が笑った。

『私は、風の精霊王、タルアデレス、よろしく、小さな主さん。』

....はい?し、しまった!精霊王だったんかい、上級精霊だと、いや、それより、主さんだと~。

『では、またよんでね、小さな主さん。』

風の精霊王は私の頬っぺたにキスすると逃げやがった...異世界で精霊の専属契約しちまったよ、どーしよ。


「...え、えーと、これで多分大丈夫です。」

私は、無性にウェティウス様にしがみつきたくなった。

「あー、ありがとうございます!畑が何かいきいきしてきました。」

村長が言った、そんなにすぐに成果はでないよ。


「律、よくやった。」

ウェティウス様が抱き上げてくれたので、しがみついた。


異世界で風の精霊王と専属契約、めんどくさいよ~。


きっといつか、世界環境のやっかいごとに巻き込まれるに決まってるよ~。


「律、可愛いな。」

ウェティウス様がキスした、何か落ち着く...この人のそばにいれば大丈夫な気がしてきた、おかしいな、エロエロ陛下のそばが安心何て...そう言えば、この人の性別、まだ調べてない...。


何か、おかしいよ、自分、頼むよ、自分、このままウェティウス様とくっついたら今以上にエロエロしい事されるに決まってるよ...何かいい気もしてきた....しっかりしろよ、自分、頼むよ。

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