プロローグ...栗落花(つゆり)家の体質のおかげさまで...
新しく始めてしまいました、紫世界の魔王様が終わるまで、不定期投稿です。
申し訳ありません。
前の日は、確かに、自分の部屋の畳ベッドに寝た...断言する。
「...高級ベッドに何で寝てる?」
私は、思った...うちの体質、私はないと思ってたよ。
金の長い髪、目を閉じてさえ麗しい顔、すらりとした肢体...な人物が私に腕をからませて隣に寝てた。
「それで、この絶世の美女は誰さ。」
男なら、ウハウハな状況なんだろうな、私は女だから、眼福程度だけどね...。
「この人が起きる前にさっさと逃げよう。」
犯罪に巻き込まれた?くらいだったらなあ...明正和次元なんだけど...体質的に無理そうかな。
「.....昨夜は、その日だったか...相手出来ずにすまなかったな。」
私が絶世の美女の腕からそっと抜け出そうとしていると...腕に抱き込まれささやかれた。
不味い、目を覚ましたようだ...水色の瞳がまだ眠気を帯びて長いまつ毛に彩られていた...ヤッパリ綺麗だ。
「...最近ない人選だな...私の好みをやはり把握しているようだ。」
彼女は嬉しそうに呟いた、何?勘違い?
......何で、私、キスされてるんでしょうか、間違いなく、私のファーストキスですが...お姉さん...ユリ?...あの~。
「やめて下さい!」
ついに、パジャマを脱がされかけたので抗議しました。
「....その為に来たのではないのか?...まあ、いい...もう、遅い、それだけ、煽っておいて何を今さら...。」
甘い声と言うのかよくわからないけど....離す気ないのは分かった、獲物を狙う獣の目だ。
「陛下、入ります...何してるのですか!?」
謎の女性の声が聞こえた時、私は、抵抗の限りを尽くしていた...ああ、自己防衛の授業は真面目に受けてたのに、どうして、私非力なのさ。
「...逃げられると思っているのか?可愛いな♪」
完璧、もう終わりだと思ってたよ。
「陛下、もう朝です、房中術の授業のお相手と戯れるのなら、夜にお願いします。」
その女性は、布団をはいだ...今はがれるとかなりヤバイです、下着は死守しましたが...。
「...スザナ、もう少しまて、1時間でいいから。」
美女は逃げようとする私を抑えながら言った。
「.....待つのはいいのですが。」
女性は言った、待っちゃうの?困るよ。
「本当に、その人、房中術の授業のお相手ですか?」
女性は怪訝そうに言った、違うよ。
「なぜ、そう思う?」
美女が聞いた。
「昨日の予定は、女装の男性と聞いていましたので...どのように見ても女性にしか見えません。」
女装の男性ですか?...この人の反応見ると、ボウチュウジュツってそう言う勉強何だ
ろう
「私は、そう言う人じゃありません、多分、異世界から来た人間です。」
家の体質的に仕方ないんです、私がそう言うと二人の女性は、私を見つめた。
信じてもらえなかったかな?