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だぶる・すぷりんぐ。

作者: カルテット

作者の初短編です。結局、ジャンルはコメディーなんでしょうか、推理なんでしょうか……。

それはともかく、本編をどうぞ、ご賞味あれれ?(ぇ

君がすべてを包む樹になるのなら、僕は全てを彩る花弁となろう。






 〜だぶる・すぷりんぐ。〜





 

















 ある暖かい春の日の事。太陽が頭上で眩しく輝き、しっかりと色付いた桜の花弁が、散歩道を鮮やかに彩っている。風が吹く事に桜が静かに揺れ、花弁が宙を飛ぶように舞う。それは何とも言い表せないような美しさで、道を行く大勢の人の目に止まり、その顔を綻ばせた。

 僕、深瀬裁ふかせ・たつもその人々の中の一人であり、決められた動作のように顔を綻ばせた。

 春。それは始まりと終わり、もう一つの年の始まりの季節。


「……綺麗だなぁ……」


 僕は人混みから離れ、散歩道の中でも特に目立つ大きな木の下で立ち止まった。

 確か、この木はこの散歩道がちゃんと舗装される前から立っていて、年齢は200歳を超える……だかなんだか。

 そんな昔から、ここに訪れる人々を、上から静かに見守っているんだ。

 そう思うと、何故かお参りしている気分になるのは僕だけですか?


「……もう帰るか……」


 一通りお参りの動作をした後、僕はもう一度桜の樹を見上げる。

 ……途端、ふいに落ちてきた淡いピンク色の花弁に目を塞がれる。


「痛っ!?」


 まったく聞いてないぞ。なぜこうジャストタイミングで花弁が眼の上に落ちてくる!?


「……帰ろぉ……」


 あたりに座っている人たちの冷たい視線をスルーして転がり回る様に痛がったあと、眼頭をごしごしと擦りながら立ち上がる。

 ぁぁ……いいこと無いな…。

 自然と再び人混みアストラル(現在命名)に紛れ込みつつ、そう思いながらふらふらと彷徨うように歩く。人々の雑騒が、ゆっくりと僕の耳に入ってくる。


「ふぅ……やべっ、携帯のバッテリー充電し忘れてたっ――」

「なるほど、これが桜――」

「死せよ確殺! 破滅龍剣われにひれふせ!!」

「ぅぉっ!! あ、あれは……バルタン星じ――」


「あぁぁぁぁぁーー! どいてくださいどいてくださいどいてくださいごめんなさいごめんなさいごめんーーーっ!」



 ……色々とおかしい事に。けど最後の一文は聞き捨てならないな。


「……この声は?」


 ……確か、同学年の――。

 向こうからどこぞの外国人だよ的なきらきら金髪の少女が駆けてくる。つまりこの人混みの中を駆けてきているわけなのですが、何故か誰一人彼女に当たらない。彼女はものすごいスピードを出している。……今、緑色の残像が。

 ……どっかで見たことあるよ?


「あっ、貴方はぁ!!」


 僕がそんなことを考えていると、突如として少女が僕の目の前に現れた。ひどく頬が紅潮している。いったい何があったのやら。


「……えぇーと、とりあえずこんにちは、守毬春乃すまり・はるのさん」


 僕は困惑しながらも、暖かそうなマフラーをつけた少女――もとい、守毬さんに挨拶をする。どんな緊急事態だろうが、笑顔を忘れず挨拶をする。これぞ、紳士のたしなみ。

 そんな僕を見てか、息を切らしながらも彼女は挨拶を返す。


「あぁっこんにちは……エト……ふ、深瀬『何とか』さんっ!」

「分らないなら言わないでいいよ! なんとかってしかも『○○』で強調されても悲しいから!」

「え?……あ、あぁぁぁ、すいませんね、ハイ。」

「……絶対反省してないよね、君。」


 彼女はかなりの天然さんである。様子を見るに急いでるようだが、さすがだなぁ。

 と、彼女はふっと我に返ったように眼を見開き(といってももともと大きいためさほど変わらないのだけど)、その場で足踏みを始めた。


「……え、もも上げ? 陸上選手の基本動作なんてしてどうしたの?」

「ち、違いますっ! それよりも、ちょっと助けてください!」

「……別にいいけど、不良に追われてるとかはごめんだよ」

「ふりょぉに追われてるんです!」

「ええっ!? 言った直後にそれですか!? しかも何ふりょぉって!?」


 なんか和む名前だと思うのは僕だけですか? ふりょぉって。

 なんて言っている内に、彼女が走ってきた方向からいかにも悪そうな男たちの声が聞こえて

くる。


「オリャァ! 嬢ちゃんどこにいったんやヘェノー!」

「大人しく戻ってこいやヒュホー!」

「五右衛門風呂で沸騰させてやろうかポピー!」


 ヤバイ、色々と危ない。最後の人もいつの時代の人ですか?


「あ、アレです! あのまぁるいお鼻がチャーミングなネズミの着ぐるみを着た人たち……」

「それって絶対ミ○キーだよね!? 確かにミ○キーは瞬間移動ができるみたいに色々な場所に出没してるけど、そもそも三人じゃないよね!?」

「早く逃げましょう!」

「えっ、スルー!? しかも助けてとか言っときながら何で逃げるの!?」

「人権確保ですー!」

「意味わからないから!?」



 さてさて走る守毬さんに連れられて、僕たちは人混みから出て小さな公園につきました。なぜ交番に行かないんだとかいう疑問はこの際スルーしましょう。

 守毬さんはよっぽど全速力で走ったのか、肩で呼吸している。僕は日頃から走り慣れてるからあまり疲れなかったが、なんせ人の中を走っていたので、あちこちぶつかりまくり。しかも前を走る守毬さんの体から発せられる緑色の残像が酷く邪魔だった。

 僕は黒いニット帽を頭から取り、ため息をつく。

 守毬さんは背負っていたリュックをおろし、僕の目の前でファスナーを開け、中から拳銃を取り出し―――って、何ぃ!?


「な、何拳銃なんて取り出しちゃってんのぉ!?」

「別にいいじゃないですか」

「よくなぁい!! 激しく良くない! しかも一般人の君がそんなもの持ってること自体――って、はっ。」


 周りのまばらな人たちから向けられる好奇の視線に気付き、あわてて声を潜める。


「――危ないって。そんなもん使ったら肩外れちゃうよ?」

「日頃から使ってますから大丈夫です」

「え、君どこかの秘密組織に所属しちゃったりしてる!? あり得ないよね!?」

「えぇ、SPKです」

「それってあれだよね、一昔前に流行った漫画のアレだよね!? なにかな、君ってアルファベットの最初から12番目を継ぐ者!?」


 有り得ないような会話を続けていると、向こうから先程のふりょぉ達が走ってくる。守毬さんを見つけたみたいだ。

 すると咄嗟に、守毬さんが拳銃を彼らに向け――って止めて!?


「ストーップ! 駄目だって守毬さんっ! こんな素晴らしい真昼に銃撃音なんて似合わないよ!」

「サプレッサーつけてますから」

「そういう問題じゃないよ!? 脅しなんてよくない、ていうか周りの人、なんで警察呼ばないんだっ!?」

「どうやら……みなさんグルみたいです」

「えっ、なんとまさかのグル宣言!? もしかして僕たち完全に包囲されちゃってる!?」

「これがあるから大丈夫ですよ」


 と、拳銃を持ち上げながら一言いい、続ける。


「どうやらふりょぉ達はライフルを所持してるみたいですけど」

「ダメでしょそれ!? だいたい今の日本はどうなちゃってんだよ!? アメリカか!? 自由の国USAか!?」

「だってあのふりょぉ達FBIですから」

「そういうことは最初に言って!?」


 僕は額に滲んだ汗を拭きながら、守毬さんは拳銃で狙いを定めながら、それぞれじわじわと忍び寄ってくるふりょぉ――もとい、FBI捜査官に目を向ける。

 どうすんの、コレ。守毬さんは拳銃を使い慣れてるらしいからいいけど、僕はどうだ。長距離走ぐらいしか特技がないただの少年だぞ!? 口喧嘩もダメ、普通の殴り合いなんて論外だ。まして拳銃なんて使ったら肩が外れるだけじゃ済まないかも。


「……深瀬さん、ちょっとお願いがあるんですけど、いいですか?」


と、守毬さんが僕にやや遠慮がちに言う。


「――説得を試みろなんて言わないだろうね」

「説得を試みてください」

「人の話ちゃんと聞いてる?」

「聞いてません」

「君と言う人は……」


 何故このようなことになっているのだろう。説得を試みろと言われても、相手はFBI、ましてやヘェノーとか言ってる変質者(注意)だ。

 何されるかわからない。

 

 けれど、やってみる。


 とりあえず、死なない可能性があるのなら。


 僕はゆっくりと首を縦に上下させ、こちらからFBIに近づいていく。もちろん、両手は90度に直角、うまいことホールドアップ状態。


「あのぉ……」


 遠慮がちに話しかける。先程決意表明したからって、ここで怖がらないのはただの変人だ。

 FBI捜査官の一人が眉をひそめ、一歩後ろに下がる。なんでかって? そりゃぁ、僕の背後で大きな銃口がしっかり狙いたがわず向けられているのだから。


「えっと……とりあえず、見逃してくれませんか?」

「What's?」

「え……英語!?」

「冗談さヒュホー!」

「……拳銃のことを忘れてませんか?」

「……」


 FBI捜査官の一人は、守毬さんの拳銃を見つつ、再び一歩下がった。あぁ、心強い。


「……で、なんだ? 少年。できればその少女をこちらに渡してほしい。ヒュホー!」

「いぇ、まだ渡すわけにはいけません。とりあえず理由を教えてください? それがわかれば、もしかしたら貴方方にすべてを委ねることにしませんが」

「……成程、饒舌だな、少年。ヒュホー!」


 そう言うと、『見た目は不良、中身はFBI捜査官、その名も、何とか!』は腕を組んでしばらくぶつぶつ呟いた後、くるりと後ろに振り返った。どうやら、長官をお呼びのようで。


「――今のうちだ、守毬さん」

「……はい?」


 僕は誰も見ていないすきに、少し下がって守毬さんに小声で話しかける。当然、FBIの皆さんは誰も気づいていない。


「今のうちに逃げよう。そうすりゃなんとかまける――」

「嫌です」

「何で!? しかも即答ってひどくないか?」


 彼女は目を瞑り、きっぱりと言い放つ。

 いったい、何を考えているのやら。助けてくださいって言ったから何とかして逃がしてやろうとしているのに――。

 安直に考えると、これが彼女の最凶の能力――アルティメット・ナチュラル(究極天然)か。……違う気がするけど、まぁいいや。


「けど、逃げたくないって申されても。……というか、早くなんで君が追われてるのか知りたいんだけど」


 僕は言いつつ、ちらちらとFBIの皆様を確認する。いつこちらに向き直るか、分らないからね。


「――そんなに知りたいんですか?」

「当然でしょ。変な理由だったら君を助ける必要もないしね。」

「変な理由とは失礼ですね。――大丈夫です、きっとふりょぉさん方が語ってくれますよ」


 守毬さんは握ったこぶしを緩めぬまま、はぁと溜息を吐く。溜息を吐きたいのは僕のほうだ。


「――お待たせしたヘィー。……君が彼女の立証人か?ヘィー」


 突然というのもおかしいだろうけど、僕たちの目の前に大柄な男の人が現れた。服は……なんとまさかのバスタオル。日本は本当にどうなっちゃってんだろう。


「……立証人?僕が守毬さんの?」


 冗談じゃないなんて言ったら頭を拳銃で撃ち抜かれそうなのでやめとく。

 ……けど、立証人って何のことだ?


「そうだヘィー。その娘は我々の基地に侵入し、我らの極秘文書を盗んでいった罪があるとされるヘィー。……まぁうちのものが見ていたので確実なんだがなヘィー」

「極秘文書って……守毬さん、君の秘密組織はFBIを敵に回してるのか?」

「……まぁ、そう言う事になりますね、今は」

「……」


 自分の知り合いがこんな危険な人だったとは、世の中も皮肉なものだなぁと、自分に皮肉を込めた意味で、つい考えてしまう。……で、どうしよう。

 今ここで僕が彼女の立証人としての立場を放棄すれば、僕は殺されるかどうかは分らないけど、守毬さんはまず確実に殺されるだろう。それこそ逃げなければ、の話だが。

 だが、彼女の立証人としての立場を放棄しなければ、どうなる? 裏の世界なんてわからない僕にとってはどうなるか知る由もない。FBI、と彼女は言っていたが、本当かどうかもわからない。ん、そうすると守毬さんも彼らのグルで、僕をとらえようとしているかもしれない――って、待て待て。元々僕はそんな大罪を犯した事は無い。

 やはり、ここは。


「そんなことよりも、逃がしてください」


 論理的じゃなく、打算的に。


「駄目ヘェー。わが組織の威信にかけて、それは許されないヘィー」

「だから何なんですか。組織の威信とかそんなのどうでもいいです。そもそもそちらの者が守毬さんを見たとか言ってますけど、嘘かも知れないじゃないですか。もしくは、見間違い。守毬さんを見たという人の証言があっても、それが正しいとも限らないし、防犯カメラのテープなんてここに持ってきているんですか? ないんなら意味無いですよ。だからですね、今この場に―――」


 そこで僕はいったん言葉を切ると、最大限の気力をこめて、バスタオル男を睨みつける。


「守毬さんが犯人なんて証拠は存在しません」


 僕自身も何言ってんだかとか思ったけど、まぁ、多分筋は通っていると思うよ? 言っとくけど、多分ね。

 結果、バスタオル男は何も言えなくなっている。怒り、というよりかは呆れの色が強いと思う。何言ってんだこいつ、みたいな。そう思って当然だけどね。

 だけど、こっちも必死なんだ。……彼女が助かるというなら、仕方ないことであって――。


「……だから、見逃がしてください。否定権は使用できません」


 そう言い放ち、僕は身を翻して彼女の手をつかみ、いたって普通に歩きだした。


「なっ、ちょっと待てオイヘィー!」


 無視。その声以降、する音は僕たちが歩く音のみだった。





「……ありがとうございました。深瀬さんのおかげで助かりました」


 場所は、公園を出て、すぐ近くの道路。僕たちは歩きながら、会話を続けた。


「お礼されるようなことかな……一応。――まぁ、ぐだぐだ感否めない文章だったけどね」


 そう呟き、僕は再び黒いニット帽をかぶる。守毬さんはそれを不思議そうに見ている。


「……それにしても、よくあんな立場であんな言い訳が思いつきましたね」

「……言い訳とは失敬な。――事実なんでしょ?」

「……はい?」


 突然、彼女は素っ頓狂な声を上げる。……まぁ、仕方ないか。


「だって、さっき君が持ってた拳銃――よく見れば、モデルガンだった。それに、あのバスタオル男の発言もいまいち現実味がない。そのことから考えられることは、君が彼らとグルで、僕をからかう……いや、騙していたってこと。何のためかは知らないけど何かの組織の勧誘とかだったらお断りだよ?」


 彼女は依然、ぽかんとした表情だ。それから少しずつ意識を取り戻していき最終的には嘲ったような笑いに変化した。


「……何を言っているんですか、深瀬さん? じゃぁ私がSPKのメンバーじゃないことを証明できるんですか?」


 またそれか、と僕は溜息を吐く。風が吹き、僕のやや茶色がかった地毛が歩く僕たちの後ろへなびく。――決して抜けていくのではない。


「それは、逆に言うと君が……本当にSPKのメンバーであることを証明できるのかい?」

「えっ――?」

「……君があの時、拳銃を取り出した時。少なくとも、僕は君のリュックの中を全部見たと思う。……あの中には、君の取り出した拳銃以外何もなかった。――身分証明書も、ね」

「……」


 守毬さんは僕より背が低いから、必然的に僕が彼女を見下ろす形になる。僕が見た時の彼女は、俯いたまま、無言だ。


「FBIに並ぶような組織なら、普通はFBI捜査官が所持するような、身分証明書を持っているはずでしょ。……僕はそんな組織から遠いからわからないけど、持ってないなんて上の人に言ったら、叱られちゃうんじゃないか?」


 僕は話す途中は道を走る車、黙った時は道の先を見つめていることが多い。彼女は隣にいるから、視界には入ってこないけど、気配は感じる。

 ――幼くて、裏の世界には何も関与していないような、暖かい気配。

 失礼なようだけど、確かに感じる。

 かといって、僕は人それぞれの漂わせる気配をかぎ取るなんてアビリティは持っていない。ただ、彼女が漂わせているオーラが強すぎるから。

 ……話がずれた。戻そうか。


「――まぁ、君が身分証明書なんて必要ないような組織、もしくは今この場でポケットからコンパクトなソレを出して、突きつけられたら終わりなんだけどね」

「――参りました。」

「……はい?」


 突如、彼女が顔を上げ、僕を見上げる。やはり、こう近くで見てみると、とてもかわいい顔をしてると思う。

 それはさておき、何故か彼女は一人で話を進めている。


「さすが、私が見込んだことはあります。なかなかの推理力です。」

「……これは推理力というのかな?」

「えぇ、多分。そうきっぱりした様子を見ると、あのバスタオルさんも誰だか予想は付いてますか?」

「え?――あ、あぁ、あの人? あの人さ、メイクも入念にして、カツラとかつけて、服まで非常識なものまで変身させたらしいけど、あの人――君の父さんだよね」

「えぇ。観察力もとてもありますね。まさか百眼の使い手ですか?」

「僕は日向家かよ。そうじゃなくて、匂いだよ。君の父さんはいつも香水をつけてるじゃないか?あの変装した時は香水はしてなかったみたいだけど、さすがにもう体に染みついちゃってるみたい。……気を悪くしたらごめんね?」


 隣の少女が神妙な顔をしていたので、あわてて付け足す。まぁ、まだ一度しか守毬さんの父さんには会っていないんだけどね。


「……成程。これならどうにかなりそうです」

「……何の話かな?」


 ふつふつと嫌な予感がしてくる。あぁ、一刻も早く我がホームへ駆け戻りたい。


「えぇ。深瀬さん、いきなり本題で悪いのですが――」

「……もう前置きは十分したと思うけど。もしかしてあれは僕を試すテスト?」

「はい。ですから、深瀬さん……」


 彼女は先ほどとは大違い、やけに楽しそうな顔で、





「私と一緒に、部活を作りませんか?」







 そう述べた。






「……何で、そうなるんでしょうか」













 世間的には、もう春だ。だが、僕の春は、まだ来ないようだ。








〜了〜




来ました。あとがきです。ここまで読んでいただきありがとうございます。

この物語は、ほぼ作者の自己満足作品であります。そのため、ぐだぐだ感否めなかったり、中途半端なところで終っている所があります。申し訳ございません。

で、あるからにして、この小説は多分読切りです。多分です。連載化してしまう可能性があります。

そのため、この小説を読んで面白かった、又はつまらなかった、ここをどうにかしろ等のコメントはぜひお願いします。これからの作者の励みになるはずです。

では、この作品を読んでいただき、有難う御座いました。

……他の小説書かなくては(汗。

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