第九回・きさらぎ駅
「はい。今回は特別なので……『きさらぎ駅』を……」
「それではラジオの開演です……」
「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。それでは……始めましょう!」
今回から天野さんは私と手を繋ぐことに……
何だか癒されるからいいけど……どうしよう……
「それでは、シロクロさん。今日の都市伝説とお品書きをお願いします!」
そう言うとシロクロは頷いて黒板を取り出して
「よいしょっと。電車の中へと入ると人は誰も居ない。それが幸運と……それが果たして本当に……貴方を目的地まで運んでくれるのか……
……という訳で、今回は
『きさらぎ駅』です!。お品書きは……!」
『お品書き
テーマ・『きさらぎ駅』
流れ
・『きさらぎ駅』とは?
・『きさらぎ駅』の都市伝説
・感想会
・お知らせ』
「今回はこんな感じの流れで進みます!と……さて、待つまでに……話しますか」
そう言ったが……今回はスタジオを飛び出した何故か駅のホームに気が付けば……
そして黒板はシロクロが持って置いていた
「さて、駅に来た……という事は実証実験します!」
えー……
「と、軽く『きさらぎ駅』について……
『きさらぎ駅』とは……存在しない異界の駅です
事の発端は2chと言う掲示板サイトにて投稿されたのが発端です
女性がなかなか到着することがないと掲示板に書かれて、到着したのが『きさらぎ駅』という場所に到着
その場所は人も誰も何も無い場所で、降り立った駅では奇妙な現象が起こって携帯電話でも助けて貰えずに途方に暮れていた所に、車に乗せてもらい……その後は……
ですね」
天野さんが私にしがみついていた……
「と、電車が来ましたね。さて乗りましょうか」
私と天野さんは頷いてシロクロの後に乗った
「さて、誰も居ないですが……そこは置いておいて……
これは存在しない。だけども……ネットでの噂が広がっていき……
2chのオカルトでもこういう体験談が相次いでいき、主なものとしては、東海道本線の愛知県にあるとされる「月の宮駅」、きさらぎ駅の隣接駅とされる「やみ駅」と「かたす駅」などが挙げられました
んで、SNS等で広まって更には……Googleマップでの筑波大学構内に『きさらぎ駅』が登録されて行けてしまう事態にまでに……
こんな感じで社会現象にまで発展してますね」
そう言って電車に揺られる。気が付けば人気もなくなり何も無い場所へと向かっていた
「さて……そろそろかな……?」
そう言うと電車がゆっくりと止まる。扉が開くとシロクロは立ち上がり降りる。私達も続けて降りていくと……
『きさらぎ駅』と書かれて駅名が……来ちゃった
「さて、ここからは考察へ……
さて、色々と憶測が流れていて、駅の場所とか諸々と……
実在しない『きさらぎ駅』、『やみ駅』、『かたす駅』だが、Googleマップ上では登録されているため、検索とかで見つけることが出来らしい。だけど……どれも駅があるような場所ではないらしいです
いたずらの可能性が高いですけど……以前はどの駅の名前で検索しても、茨城県つくば市の筑波大学構内にある池が表示されていて……やはり……?
現在はヒットしませんが『きさらぎ駅』や『やみ駅』『かたす駅』も同じ場所に刺さると……
後はこれらは『黄泉の国』へ行くと古事記を照らされて言われて事も……
これらがあって……『きさらぎ駅』は異界の駅と……
とまぁ、前置きは置いておいて……
実際にこれが嘘や創作と言われていて、『きさらぎ駅』に行けたと言われていてもその場所は実際に存在する駅とかで嘘の話が……
で、オカルト研究家も……ロマンある舞台設定と言っているほど……
また、この話の派生として、以前、このラジオで取り上げた『神隠し』とも。理由は降りたら二度と戻って来れないと……これもあって新たな『神隠し』を確立したとも……
さて……では、『きさらぎ駅』の実際の戻るとして『さぎの宮駅』と言われていて、その当時は本当にそのような感じだったとか……今は賑やかでそうは思えない雰囲気だとか……」
ホーム内で語ることじゃないよね……?
天野さん泣いてますし……本当に大丈夫よね?
「と、そろそろネタバラシです。ここ実は『きさらぎ駅』では無く……」
そう言って指を鳴らすと画面が切り替わって
「セットです。まぁ、少し頑張りましたが……如何せん……行けるか分からないから……擬似的にでも体験しようかと……ね?」
それにしては本格的すぎでしょ……?
「そ、そうなのですね……いつの間に……」
天野さん……それは聞かないでください……
「さて、感想回に行きましょうか……」
天野さんは頷いていた。それでも、私の手は離さずに……
「実在してもしなくても……怖いですね……『神隠し』は……本当にいろんな所に……」
確かにね……しても……今回は久しぶりの体験か……
「悪ノリしたからお仕置……ね?」
シロクロは目を見開いていた。それを無視して私は
「じゃ……
今回取り扱った『きさらぎ駅』は飽くまで私達の中での感想です。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。最後に……」
私が黒板を取り出して
「次の話は『テケテケ』です。これも駅に関するつながりです。シロクロ……頑張って?。それでは……」
黒板を真ん中に置くと
「「「おつぺんぎん!!!」」」
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今回の都市伝説
『きさらぎ駅』
……普段利用する駅が突然……?
危険度
3
・『きさらぎ駅』が実在するかは置いておいて……こうして派生していくと考えると……噂は恐ろしいですねです
「という訳で……久々の実証しつつも行くという回です……」
「実際に行けるわけないのでセットの形で進めました……」
「きさらぎ駅は有名すぎたので……今回は簡単にしました」
「それでは今回は……ここまで。次のラジオ開演まで……またね……?」