第八回・人身事故
「今回は私が遭遇した話を深く……」
「それでは……ラジオの開演です」
「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。それでは……始めましょう!」
いつも通りにシロペンラジオが始まったね……
相変わらず天野さんは私の手を握ってくるけど……うん。良いかなぁ……
「それでは、シロクロさん。今日の都市伝説とお品書きをお願いします!」
そう言うとシロクロは頷いて黒板を取り出して
「よいしょっと。ゆっくりとホームの中を揺れる人影。ホームの端に立つ。電車が今かと今かと走ってくる。人影は電車が通過する直前に身を投げた……悲鳴が鳴り響いて線路は血だらけに……
……という訳で、今回は
『人身事故』です!。お品書きは……!」
『お品書き
テーマ・『人身事故』
流れ
・『人身事故』とは?
・『人身事故』の話
・『電子のアナウンス』の本当の意味
・『人身事故』の都市伝説
・感想会
・お知らせ』
「今回はこんな感じの流れで進みます!」
今回もまた……
「あれ、シロクロさん。今回は現実味が……都市伝説としては大丈夫なのてわすか?」
シロクロは頷いて
「最後に少しをね
さて、早速……先ずは『人身事故』とはですが……
簡単に言うと人が飛び込み電車が跳ねる事故ですね
と言っても原因は様々で、幾つか紹介します……紹介する?。どう言えばいいんだろうね……原因となりうるモノを発表します
・よろめき
・酔っ払い
・他の人とぶつかり落ちてしまう
・飛び込み
・立ち入り
・自殺
が、主な原因で、これらがある為に実際に自殺と判断出来ないために……これらを含めて全て『自殺』と断定されてしまいます」
最初困惑するのね……
で、やはり、原因を突き止めるのには無理な感じだから自殺と決めてしまうのね……
グチャグチャ……て、天野さんが震えてる
「シロクロさん……都市伝説は……?」
シロクロは微笑み
「まだまだ先ですよ。それに……言い忘れていましたけど……グロ注意です。ですので……夏夜。お願い?」
私なのね……仕方が無いね……
私は頷いて天野さんを優しく抱きしめて優しく撫でた
「さて、では、次は私が体験した……体験したと言うよりかは遭遇と身近に起こった話と、番外編としてもう1つ。『人身事故』とは関係ないですが事故を……
では、最初の『人身事故』から
私が中学生の時に。これは人伝なので又聞きになりますが……その日に人身事故が起きたと学校で話題に。聞くとこによると……肉塊が散らばっていたという話が上がったのでした
簡単でしたが以上です。これに関しては見てない上に本当なのかわからないですが……実際にあった話です。調べれば出てきますが……言えば住所バレしますので言いません
では、ラストの話を……
これは本当に遭遇し最後まで見ていた話です。これも中学生の時で……ある日友達と一緒にコンビニで買い物?と言うよりかは周辺で遊んでいた時です。突然パトカーのサイレンが駅に向かっていくのが見えて私と友達でその駅に
そこには人だかりが出来ていて、聞こえた話によると『人身事故』だったのです。私と友達は野次馬の中でただ見ていて、あの時を考えれば邪魔だな……と思いました。それでも初めての事でやはり好奇心が勝ってしまって終わる直前まで居ました
実際に警察とか、その人身事故者が運ぶ人とか居て、やはり凄かったです。そして何より……私達は見えなかったのですがやはり……見えたらしいです……
と、ここまでが体験と言うよりかは身近の『人身事故』でした
次にこれとは関係ないですが……1つ
これは2つ目の『人身事故』と同じ場所で、車の事故がありました。駅の券売機に突っ込んでいて、その時はニュースで知り実際に行きましたら……本当にどデカい穴がぶち抜かれていました……
と、少しだけの紹介できたが、これが私の話でした。ちなみに先程言った様に全て調べれば出てきます
他にも人身事故はあるらしいですが今回は本当に私が遭遇した話ですので……実話です」
天野さんが私の手を強く握ってくる。優しく撫でていて
「シロクロさん……本当に……都市伝説は何処……?」
私はシロクロを見ると流石にシロクロも頷いて
「じゃ、少しだけ趣向変えて、都市伝説に近い話を。放送アナウンスの意味についてです
さっそく。先ずは……
・『車内点検』です
これは、車内トラブルが起こった時にアナウンスされまして……主に
・『嘔吐した人の対応と処理』
・『乗客同士の喧嘩』
・『急病人のお客様が発生』
・『痴漢の対応』等です
珍しいですが『電車ジャック』もここに入ります。そして……私は動けなかったですが、『急病人』は遭遇しました。あの時は本当に動けなかったです……
次に……
・『車両点検』です
これは電車自体に何か起こった時にアナウンスされるものでして……主に……
・『ドアが開かなくなった』
・『お客様の忘れ物確認』
・『ドアに荷物が挟まった』
・『動物が電車にぶつかった時の損害確認』等です
これは本当に車両に何かあった時で本当にそのままの意味ですね。あとは……『電車にモノがぶつけられた時の損害確認』等もこちらに
次に……
・『線路内に人が立ち入り』です
これはそのまま意味ですね……主に……
・『本当に線路内に人が立ち入った』
・『痴漢が逃げて線路に飛び降りた』
・『人身事故もしくは自殺未遂』
・『無理に踏切を渡ろうとして孤立した人』
・『踏切のない場所での人の横断があった』
・『ホームから線路へ転落した』
・『撮り鉄による線路内への乗り出しがあった』です
まぁ……本当に線路内に入った人に使われるアナウンスですね……ここに『人身事故』関係が入ります……
次に……
・『急病人のお客様』です
これは病気や……まぁ、話したら分かるでしょうし……主に……
・『体調が悪い人』
・『お漏らし』
・『酔っ払い』
・『熱中症で倒れた』です
本当に命に関わることから……子供の時にしてしまい大人になると恥ずかしい『おもらし』まで……それらを含めてのアナウンスですね……
次に……
・『お客様同士のトラブル』です
これは、『車内点検』とほぼ同じ感じで紹介は省きますが……『痴漢』や『喧嘩』が多いです
次に……
・『お客様と電車が接触』です
これは……今の『人身事故』の事です。これは説明を省きますね……
最後に……
・『お客様のご案内』です
これは人に優しくする。つまりは……『車椅子』の人を電車を乗せてあげてる時に使うアナウンスです
と、他にもありますが纏めるとこんな感じです」
隠語なのか……多い……なぁ……
「うーん……よく聞くけど……深く考えたこと無いですね……」
天野さんが私の手を握りながらそう言う
「ですね。じゃ、今回の都市伝説を。
まずは八王子の踏切について……
『自殺の名所だったこの踏切で、一人の男が電車に飛び込みました。当たった衝撃で体がバラバラになるという悲惨な死に方だったのですが……なぜか頭部だけがどこにも見当たらないのです
数日後に、それは線路脇の高校のプールにて発見されました。切断された勢いで飛んできた生首が、プールの中でぷかぷかと水上に浮かんでいたのである。
それからというもの、水泳中の生徒が溺れるなどの怪現象が続出したため、プールは撤去されてしまいました。
だからなのか同校には、今もプールが設置されないままなのだという……』
これは飽くまで都市伝説ですので記録もないと言う話……。
では、もう1つ
武蔵小金井駅の踏切について……
『2019年3月、運転士が「ホームから線路に飛び込んだ人を見た」として、特急あずさ33号を緊急停止させた事件。ネットニュースなどで大きく扱われたため、地元民以外にも広く知られることとなってしまった
人身事故が起きたと思いきや、轢かれたはずの人が消えている……』
こうした鉄道の「幽霊騒ぎ」は、実はあまり珍しいケースではない。日本全国であれば、報道されているだけでも数年に一度の割合で類似事件が発生しています
ただ興味深いことに、武蔵小金井駅では高架化前の2000年代半ばにも、同じ騒ぎが起きているらしい……
と、今回はこの2つを紹介しました
じゃ、感想回へ!!」
天野さんの方を見ると気絶していた
「私が天野さんの代わりに……都市伝説と言うよりかは今回は現実に近い話だったね……まぁ……でも、やはり不思議な事は起きるのね……」
優しく撫でながら答えると
「ですね。さて……今回はここまでにしにましょうか」
そう言って黒板を置くと
「では……
今回取り扱った『人身事故』は飽くまで私達の中での感想です。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。最後に……」
シロクロが黒板を取り出して
「次の話はそうですね…駅繋がりで……『きさらぎ駅』についてです。それでは……」
黒板を真ん中に置くと
「「「おつぺんぎん!!!」」」
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今回の都市伝説
『人身事故』
……身近に起こりうる事故。そして……
危険度
5(最大)
・人身事故は他者にも家族にも迷惑が掛かる事……決してしないでください……
「はい。『人身事故』です」
「乗る人全てに迷惑がかかる自殺で……自殺じゃなくとも駄目です……」
「そして家族はさらに……詳しくは言いませんが決していい事など有りませんので思いとどまってください……」
「何かあれば警察へ……」
「私はどうこう言えませんが……自殺はやっては行けないことです」
「それでは今回はここまで。次の開演まで……またね?」