第二十五回・姦姦蛇螺(かんかんだら)
「はい。『姦姦蛇螺』でした」
「それではラジオの開演です」
「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。それでは……始めましょう!」
今回もいつも通りに天野さんと手を繋いでる
「今回もホラー短編の後編ですよね……?」
そう言うとシロクロは頷いて黒板を取り出して
「よいしょっと……
目の前に見える立ち入り禁止……その先には……何があるのか……気になったら最後……
それでは今回は……
『姦姦蛇螺』です!。お品書きを改めて……!」
『お品書き
テーマ・『姦姦蛇螺』
流れ
・『姦姦蛇螺』前後編
・感想会』
「今回はこんな感じの流れで進みます!と……さて、早速行きますよ!
という訳で続きです!」
前回の続きなのね
「『度胸試しから1日経った日の午後、投稿者の元にBの母親から電話がかかってきた。Bの母はすごい剣幕で叫んでいて、どうも様子がおかしい。そして、電話の先から聞こえるBの「痛い痛い!」という悲痛な叫び声…。投稿者とAがBの元へ赴くと、手足をピンと伸ばしたまま「痛い!」と叫び続けるBがいた。
Bの母親から昨晩の詳細を訪ねられ、Bが「楊枝を触って形をずらした」と話すと、Bの母親は顔面蒼白になりどこかに電話をし始める。2日後、何も聞かされず、ある場所へ連れていかれた投稿者とA。一体、楊枝がなんだというのか…。
指定された日にB宅を訪れた投稿者とAは、長時間かけて山奥の屋敷に連れて行かれる。出てきた男性に楊枝の件を話すと、「Bはもう助からない」と言う…。』」
「『投稿者とAは、山奥の屋敷で白装束に赤い袴を着た巫女さんと、彼女の伯父らしき男性に出迎えられた。
立入禁止エリアで起こったことを聞かれ、遭遇した出来事を話す投稿者とA。楊枝の話になると、男性の態度が一変し、ドスの聞いた声で「コラ、今なんつった?」と怒鳴りだす。
側で聞いていた巫女からも、「箱の中にあった小さな棒のようなものに触れたか?」と聞かれる。Bが動かしたと告げると、男性はBの母親に向かって、「残念だが、どうにもならない」と言う。
男性によれば、投稿者たちが見た化け物は、「姦姦蛇螺」というようである。その正体は「大蛇に食べられた巫女の姿だ」と。さらに、箱の中の楊枝を動かしてしまうと命はない、ということだ。
しかし、男性から「下半身を見ただろ?」の問いに、「見ていない」と応えると、男性と巫女は驚き、「それなら助かるかもしれない、しばらくBは預かる」と告げる。
そもそも姦姦蛇螺は、「楊枝を動かす」、かつ「巫女の姿を見る」、その2つの条件が揃ってこそ呪いが降りかかるのだという。楊枝の形は巫女を表しているそうで、動かしてしまうと巫女が現れ、必然的に姿を見てしまう。しかし、なぜかその夜は上半身しか見ておらず、完全には巫女の姿を見ていなかった。
巫女がいうには、投稿者たちが見たのは姦姦蛇螺ではなく、巫女であったと。その夜は彼女にとってお遊戯で、命を奪うつもりはなかったとのこと。
巫女と姦姦蛇螺は同一の存在であるが別々の存在であり、その夜は巫女として現れたため、Bは助かるかもしれないという。
なぜこのような化物が出現するようになったのか。その背景には悲しい過去がある。
かつて人を食べる大蛇がいて困っていた村があった。それにひとりで立ち向かった巫女がいた。戦い中に巫女は下半身を大蛇に食べられてしまうも、村人たちを守ろうと必死に戦いを続ける。
下半身を失っては勝ち目がないとふんだ村人たちは、あろうことか、「巫女を渡すから村人を襲わないでくれ」と大蛇に懇願する。しかも、大蛇が食べやすいように巫女の腕を切り落とし、生贄として捧げたのだ…。
村人たちは平穏を手にしたが、それは巫女を犠牲にした上でのことだった。後にわかったことだが、この交渉は巫女の家の者が画策したのだという。
巫女の家に六人の人間が居たのだが、巫女が犠牲になってからこの家で異変が起き始めた。大蛇が姿を見せなくなり、平穏を取り戻したはずの村で次々と人が死んでいき、18人もの村人が亡くなる。その中に巫女の家の6人も含まれていた。
死んだ者は、みな右腕か左腕がなくなっていたという…。生き残った村人はわずか4人であった。
立入禁止エリアにあった箱は供養のためのもので、管理者によって一定の周期で場所を移していた。巫女と男性は今の管理者ではないが、緊急ということで連絡がまわってきたようだ。
巫女がいうには、「六本の木と六本の縄は村人達」を、「六本の棒は巫女の家族」を、「四隅に置かれた壺は生き残った四人」を表しているとのこと。つまり、六本の木と六本の縄、六本の棒は18人の犠牲者を表している。そして、「六本の棒が成している”形”は巫女」を表しているそうだ。
村人の身代わりとなって命を落とした巫女は、姦姦蛇螺となって村人に復讐を始め、生き残った4人は、力を合わせて姦姦蛇螺を封印。それが今回の「六角形の空間」と「賽銭箱のようなもの」の正体である。』」
「『この一件からBの姿を見ることはなかったがどこかで生きているらしい、と投稿者。そして投稿者とAは更正したという。
姦姦蛇螺が供養される場所は一定周期で移動する法則があり、1年後には柵の撤去が始まったので、ほかの場所に移動したのだろうと投稿者は推測している。
もしかして姦姦蛇螺が今封印されているのは、あなたの町かもしれない。立入禁止の表示がある場所があったら決して近寄らず、勇気あるひとりの巫女をゆっくり眠らせてあげてほしい。』」
今回は意外に長かった……
「はい。転結からその後でした!。それでは感想回です」
あっ……早いね
「何と言うか……怖いと言うよりかは人間の闇を感じますね……」
確かにね……
「同じ。じゃ、雑談?」
シロクロは目を見開いてから頷いた
「うちの子……あっさりしてるなぁ……
そうだね。次が儀式系となると……あの人呼ばないとね」
首を傾げた……あの人が全く思いつかないから……
「という訳で……儀式系になりますので……天野さん。人数とかもありますと……道ずれがあります」
天野さんはゆっくりと首を動かしてシロクロの方を見た
「……ぎしき……?」
シロクロは頷いた
「長くなる分……やりますよ?」
数秒の後に天野さんは私の方へと倒れた
「シロクロ……マジで?」
天野さんを撫でながら聞いた
「うん。マジですよ。人数の関係上……あの人は呼ぶとして、私の方でVRのゲスト呼ばないと行けなくなる可能性があります」
うわぁ……これ、更にめんどくさくなりそう……
「と、時間もいいですし。夏夜。〆ましょうか」
私は頷いた。これは……なんとも言えなくなりそう……
「はい。えーと……
今回取り扱った『姦姦蛇螺』は飽くまで私達の中での感想です。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。最後に……」
黒板を前に置いて
「次最後は……『検索してはいけない言葉・危険度1~7・全紹介』行きましょう。それでは……」
黒板を真ん中に置くと
「「「おつぺんぎん!!!」」」
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今回の都市伝説
『姦姦蛇螺』
……人間の業……そう感じる生贄
危険度
4
・絶対に会いたくない。だけど……化け物好きの私からしたら仲良くして、恨ん……と。聞かなかったことに
「はい。『姦姦蛇螺』でした」
「闇が出ましたけど……まぁ、はい」
「特に無いので今回はここまで。次のラジオまで……またね?……」




