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都市伝説ライブラジオ〜『シロぺん都市伝説ライブ』〜  作者: Naikuro@シロnaisiro@クロ
シロクロの気分編
2/101

第二回・こっくりさん

「という訳で第二回です」


「今回は少しだけお知らせ挟みます」


「それではラジオ開演です」

「はい。という訳で……始まりました。『シロぺん都市伝説ライブ』。今回はも……」


そう言って私とシロクロが映し出されて


「シロクロさんと夏夜さんの三人で送りします!」


BGMと共にクラッカーが鳴っていた。なんと言うか……ノリノリだなぁ……


「さて、シロクロさん。本日の取り扱う都市伝説とお品書きをお願いします」


天野さんはそう言って黒板を取り出して打つ準備をしていた


早いなぁ……


「という訳で、都市伝説の方から。改めて……昔に学校で流行り社会現象となった人数制限の無い遊び……こっくりさんです!」


貯めたなぁ……いや、何で?


「さて、お品書きと……」


そう言って黒板が拡大していく


『お品書き


テーマ・こっくりさん


流れ


・こっくりさんのルール等


・こっくりさんがどう言った経緯で出きたのか……?


・実際に体験


・感想会』


「以上ですね。今回は実際に体験します」


天野さんが固まっていた


「やるのですか?」


天野さんが聞くとシロクロが頷いて微笑みながら


「やります!」


そう宣言した。確かに……人数制限が無いと言っていたけど……大丈夫なの?


「さて、お品書き通りに、ルールとかの説明を


まずは、机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、0〜9(出来れば漢字で書いた方が良い)までの数字、五十音表」を記入した紙を置きます。そして、その紙の上に硬貨……まぁ、置くとしたら五円玉や十円玉が主流かな?。硬貨を置いて、参加者全員の人差し指を添えていきます。全員が力を抜いて


「コックリさん、コックリさん、おいでください。」


と呼びかけると硬貨が勝手に動く。


これが主な流れですね。用意はしてます」


また簡単なやり方……そして準備が早いなぁ……


「これって、派生とか……元ネタとかありますの?。なんと言うか……やけに詳しい感じがして……」


シロクロは頷いて黒板を取り出していて


「有りますね。派生からだと、『エンジェルさん』『キューピットさん』等があり……これを纏めて『脱法こっくりさん』と呼ばれていました。何故こうなったかと言うと……」


学校の絵を書いて矢印を書いていく


「まずは、この『こっくりさん』が社会現象となって生徒の間でかなり流行ったのです。それが学校側では問題となって『こっくりさん禁止令』が出てくるまでに成程に」


そう言って矢印の下に『こっくりさん』を書いてバツ印をつけていた


「まぁ、これでとどまらないのが『こっくりさん』ですね。先程の……『脱法こっくりさん』が生まれました」


そう言ってバツ印の先に『エンジェルさん』や『キューピットさん』と書いていく


「いわゆる……禁止令を抜ける為の抜け道ですね」


大きく丸を書いていた


「それはまた……なんと言うかそこまでしてやりたかったのですね……」


シロクロは黒板を置いていて


「ですね。一種の占いとかそんな感じですから……みんな、それが火がついて広まった感じですね」


こっくりさんがそこまで……


「と、次に元ネタですが……これは海外版のこっくりさん、『ウィジャ盤』……つまりは『ウィジャボード』が元ネタですね」


そう言って置いてあった黒板にバツ印のこっくりさんの上に矢印書いて『ウィジャ盤』と加えていた


「で、出来た感じになりますね。まぁ……降霊術で……幽霊の中でも厄介な動物系幽霊が……天野さん?」


天野さんが震えていた。やはり……怖いのかな?


「それは……言葉が通じないとか……?」


シロクロは頷いて


「天野さんの言った通りに言葉が通じない為に危険に近いのが動物系幽霊ですね。私の解釈ですけど……それが憑依されたとかがそんな感じになってますね」


何かはぐらかされた感じがした……


「さて、名前の由来ですが……『お櫃を用いた机が「こっくり、こっくりと傾く」様子から“こっくり”や“こっくりさん”』が由来ですね……だから……漢字だと……「きつね」、「いぬ」、「たぬき」と書いて『狐狗狸』とこれで『こっくりさん』となってますね」


あー……動物系だからか。なる程ね……


「因みに別の読み方で……『コークリさん』や『お狐さん』とも」


成程……


シロクロは黒板を置いて


「と、こんな感じで、次は体験してみよう!」


そういうと背景画が学校へと変わった。なんと言うか……夜の学校で雰囲気が出てるなぁ……


「さて、一応用意しました。本当にこれだけです」


机の上にさっきの紙と硬貨が置かれていた。本当に簡単そう……


「さて、天野さん、夏夜。人差し指を硬貨に」


私と天野さん、シロクロは硬貨の上に人差し指を乗せていた


「さて……


「「「こっくりさん、こっくりさん、おいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」」」



3人で声を合わせて言うとゆっくりとはいの方に動いていた


「さて……天野さんのYouTubeは有名になりますか?」


突然聞いていた。硬貨がゆっくりと動くと







と動いていた。天野さんは目を見開いていた


と言うよりか……質問よ……










続きで動いていた。アレ……?


「動いた!?」


天野さんは驚いていた。どう言うよりか気づいてるのかな……?


「『鳥居の位置までお戻りください』うーん……じゃ、次は天野さん」


そう言って話を振っていた。これは……


「えーと……こっくりさんは……優しいですか?」


何か……怖すぎたのか質問が……


『はい』


の場所に動いた


「す、えっ……?」


指を離しそうになっていたのをシロクロが抑えていて


「言い忘れていた……こっくりさん中は人差し指を離しては行けない。離したら憑依される……そう言われてるから気をつけて?」


天野さんは目を見開いてから震えながら頷いていた


「『鳥居の位置までお戻りください』。じゃ、私だね。動かしてるのは誰?」


私は聞くとシロクロは困惑していた。やはり……その時に










そう動いていた


シロクロの方を見ると明らかに困惑していた


「えーと……取り敢えずは終えよっか?。


「「「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻りください」」」



3人で声を合わせて言うと硬貨はゆっくりとはいの方に動いて止まる


シロクロが人差し指を離すのを見てから私達も離して


「ちょっと予想外な事が……と、それは後で」


やはり……か……天野さんは震えていたから優しく撫でておく事に。可愛い……ペンギン……


「と、これの正体についてですね。飽くまで科学的に証明された感じで……実際にはどうなのかは分からない感じですね。飽くまで科学的に証明出来たていで話しますね」


そう言って夜の学校から元の場所に背景画が変わる


「と、少しだけ難しい話になりますが……これの正体が大まかに『潜在意識』や『自己暗示』になりなすね。まだ有りますが……今回は簡単な方に……」


えっ……それは……なんと言うか……気になるけど……


「これが大まかな説ですね。で、これと合わせて『不覚筋動』と呼ばれる筋肉の疲労が原因と。更に詳しくするとややこしくなるので……筋肉疲労と思えば……


で、それが起こるのが同じ姿勢をする事ですね。


それらの力が集中しコインが動くと、今度は動いた方向へ力を入れて動かそうとする意識が完全に働く。それが不覚筋動と潜在意識の混合でコックリさんの正体と言われてますね……」


なるほど……


「他の説として、潜在意識野中で自分ではなく他の人や、オカルト話で、狐の霊や死んだ子供の霊とか低級な自然霊や憑依によるとか……まぁ、真相は分かりませんが……て、天野さん……?」


固まって気絶していた。取り敢えず抱きしめつつ優しく撫でて


「本人が落ちちゃった……シロクロさ、それを知っててやったでしょ?」


シロクロは微笑み


「最初はね。最後は知らない……」


私とシロクロは完全に固まる


「感想会は……落ちていますし、私は楽しかったのと少しだけの不思議体験が出来た感じですね」


いや、冷静か……


「私はまぁ、楽しかったかな?。色々知れたし……まぁ、天野さんが落ちたのが予想外……」


優しく撫でつつ泣いている感じの目元を優しく拭き取る


「さて、お知らせですね。『天野蒼空』さんのチャンネル登録者数が40人に突破しました!。これからも伸びると思うし……小説初心者でも気軽に来れる場所なのでオススメです。辛口では無く……甘々で褒める動画なのでモチベにも繋がります!」


そう言って天野さんを撫でていた。何だかんだで……


「さて、時間も良いし終わりますか。


次回は『宝石の都市伝説』を話します


それでは最後に。今回取り扱った『こっくりさん』は飽くまで私達の中での感想です。やる際には……自己責任でお願いします。後、このラジオは様々な都市伝説を取り扱っていきますので……ひょっとしたら、知らない都市伝説も出てくるかと思います。それ等も含めて……飽くまで自己責任でお願いします。それでは……今回はここまで。最後までありがとうございます!。それでは……」


私とシロクロは息を合わせて


「「おつぺんぎん!!」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今回の都市伝説


『こっくりさん』


……有名な降霊術。ある意味では学校禁止令まで発展した都市伝説


危険度


2~3


・ひとりかくれんぼと同じで危険度は低い可能性が高いがやり方によっては危険。やる際は自己責任

「はい。という事で第二回は『こっくりさん』でした」


「こっくりさんについては……色々と調べてシロクロなりにしてますので間違いはあります」


「それと、ラジオでも言った通りに『天野蒼空』さん。おめでとうございます!。お互いに頑張って行きましょう!」


「それでは今回はここまで。次の都市伝説まで……またね?」

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