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カミタチによる踊り続ける狂想曲  作者: 狼狐幻風
第二章 真っ赤に燃えるその炎
14/21

03 都心守護隊狐日団

この物語は、後を少し考えて作られています。

意味が分からない描写があります。


軽い気持ちで読んでいってください?

「『除霊符 太陽波』」

「ギャァァァー」「シビレルー」「肩に良いわね」

  バタッ ドサッ

「これで、ここら一体の妖怪は倒しましたね。それにしても、招鵺君はいつもこんなのと戦っているんですね」


「では、今日の議題です。『最近の妖怪達の動向』と『卦拍楼の人達の動向』についてです。招鵺君が、卦拍楼の人に見つかってから、明らかに妖怪の被害が多くなり、卦拍楼の人との遭遇率が上がっています。これはおかしくありませんか」

 学校の教室で双六をしていると、五郎がどこからかホワイトボードを持ってきて、話をし始めた。

「火帆が帰る時、いつも卦拍楼に合う」

「俺は妖怪と戦った後は絶対現れるな」

 五郎がホワイトボードに簡単に地図を描くと、そこに赤い印と青い印を打ち始めた。そして、ある程度書いたところで、俺達にいってきた。

「このように、街のどこに現れたかを書き出すと、妖怪は人目に付きづらいところ。卦拍楼は神社の近くに現れます。これ、おかしくありませんか」

「ホントだ。場所が全然違うよ。なんで」

 地図の印は全て近くの印と場所が開いていた。五郎は俺達が理解したのを確認すると、今度は黄色い印を書き始めた。そして、それは俺が白刃と雅と戦った場所を表していると分かった。そして、その場所は全て神社に近い位置だった。

「そうか、神社に近いから白刃がすぐに来たのか。でも雅は別に近くなさそうだけど」

「招鵺さん、おそらく神社の近くでは世界を渡りやすいのだと思います。ただ、妖怪が神社の中に直接現れると、今回の場合周りから袋叩きにされるので、離れた人目に付かないところに、ゆっくり出てきているみたいですね。」

 俺達が妖怪の出現場所の理由が分かると、五郎はホワイトボードをひっくり返し、俺達に聞いてきた。

「それで、今は僕達が一般人の平和を守っているので、せっかくですから名前を付けたいと思いました」

(だからって…都心守護隊はないだろ…)

 ホワイトボードには、都心部治安維持組織対非常識部隊と書いてある。そして、その下に都心守護隊〇○団と書かれていた。どうやら、まだ名前は決まっていないようだった。

「わーおもしろそう。音はねー向日葵団がいいと思うな」

「違う、ここは夜露団」

「提案しときながらですが、無敵団はどうでしょう」

(ネーミング雑すぎだろ。向日葵ってなんだよ、夜露なんてなんの関係もないし、無敵は盛りすぎだ。美亜なんかあいつらに言ってくれ)

「なら、九尾団はどうでしょう」

(違うぅぅぅ。そうじゃないだろ。名前を付けることを否定してくれ)

 変な名前が出ながらも、どんどん話がこじれていってしまった。最終的に妖狐である美亜が俺達に戦う方法を教えてくれたから、という理由で『狐』。そして、みんなに太陽のような希望を見せたい、という理由で『日』を入れて、『都心守護隊狐日団』となった。

「でもさ、何のために名前を付けたんだ。別に無くてもいいだろ」

 俺が疑問に思って、五郎に聞くと、棚からパソコンを取り出してきた。そして、あるサイトを見せる。五郎が作ったサイトのようだったがそこに一つの広告があった。

『困ったことがある 悩みがある 頼みがある

 そんなあなたに、明るい明日を届けます

 何でも屋 ○○団

            連絡は下記の場所へ』

「なにこれ…」

 まず、この広告を見た時の感想がそれだった。次に、何のためにという思いが溢れてくる。五郎の方を見ると、胸を張って説明してきた。

「何でも屋という、ボランティア活動を行うことで、学校のある時間にも、情報を集めに行くことができます。皆さんが良ければですが、やってみませんか」

(ちゃんと考えてあったのか…確かに、学校のある時に街中に出られるのはいいな)

 全員で話し合った結果、何でも屋を開業する、ということになった。さっそく、五郎がホームページを作り『狐日団』と入れると、しばらくして一件の依頼が入ってきた。

「来ましたよ。内容は…庭の草刈りを手伝って欲しいみたいですね。それでは早速行きましょうか」

「え、どうやって」

 依頼の場所は学校から遠いところだった。しかし五郎は、近くの外された扉をずらした。そこには真っ黒な穴が開いていて、五郎が何かを書き込んだ御札を投げ入れると、穴が青く光りどこかの景色が見えた。

「すごい、座標でここと別の場所を繋ぐなんて…」

「まさか、本当に完成するとは。流石は無敵ヶ原さんですね」

 火帆と美亜が言うには、不安定な時空の穴を制御して知らない場所へ繋げたらしい。そして、穴の中に入るとそこは依頼主の家の近くの路地だった。

「これで、長距離を一気に移動できますね。帰りは美亜さんの鳥居廻廊を使いましょう。では、狐日団の最初の依頼を始めましょう」

  ザクッ ザクッ

(思ったより、無心になるな)

 こうして、俺達は何でも屋『狐日団』として活動し始めた。このころの俺達はまだ、遊び気分で活動していくのだった。

着実に依頼をこなしていく招鵺達

そんな狐日団にとある依頼が届く

次回、カミタチによる踊り続ける狂想曲『その差はとても広く』お待ちください。

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