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カミタチによる踊り続ける狂想曲  作者: フィル
第一章 始まりはいつもの所から
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00 ちょっとした悪戯から

この物語は、後を少し考えて作られています。

意味が分からない描写があります。


軽い気持ちで読んでいってください?

 どこかで起きたのかもしれない…

 過去、現在、未来、その中のいつかは俺には分からない。だが、それは確かにあったものだ。


「でさ、うっかり緩めちゃったのよ、世界を分ける結界を」

 そんなふざけた事を言う為だけに、金髪のかつての友は現れた。「何やってんだか。と思いながら

「聞こえてるわよ」

 …思いながら話を聞いていると。どうやら、悪戯で緩めた結界が崩壊し始めているらしい事が分かった。俺は少し考えたあと、とりあえず「監視はしておいてやる」と伝え、帰ってもらった。


「さて、何から始めようか…とりあえず監視にはアイツを向かわせて…結界は…」

 これからの事を考えながら、問題の起こった世界を覗いてみた。

(この世界は…二面…いやっ三面世界か!これはまずい。俺が干渉しづらい世界だったなんて)

 干渉しづらい世界に干渉する方法を考えながら、俺は部下を待っていた。

  バサッ

「来たか…美亜」

「はい、ーーー様。何の要ですか」

「悪いが、今すぐこの世界に行き、現地の者と供に世界を直しに行ってくれ」

 そう言うと、美亜は少し考えてから言った。

「分かりました。ですが…一人…いえ、責任は自分で取ります」

「すまない」

 そして、美亜はその世界へ落ちて行った。


「うぅ…ここは。うぐっ」

(頭が痛い、俺は…俺は…誰だ。なんで病院にいる)

  ガラガラ

 扉が開き、看護婦が入ってきた。

「あっ時雨さん。お身体は大丈夫ですか」

「時雨…それが俺の名前ですか」

 入ってきた看護婦に質問すると「少し待っていて下さい」と言って外へ出て行ってしまった。周りを見ていると、机の下にカバンが置かれていることに気付いた。

(中に俺に繋がる物があるといいな。ん、これは学生証か)

 中に入っていた学生証には、俺の写真が付いてあり、その横に『時雨招鵺』という名前と、小さく『央都第二高等学校 二年一組』という学校名が書かれていた。

「ときさ…め…後はどうやって読むんだ」

  ガラガラ

「Hey、ショーヤ君。先生のことが分かるかーい」

(誰だこの外国人っぽい人)

 いきなり部屋に入ってきた人は異様にテンションが高かった。そして、俺を観察し始めた。

「Oh、やっぱり先生のことが分からないみたいだね。

Mr.ショーヤ、君は事故にあったんだよ」

「事故にですか」

「Yes、交差点で車とhitしたんだよ。でも、hospitalの近くだったから命を散らさなかったんだよ」

 病院の先生が言うには、俺は交通事故に遭いこの病院に運び込まれたらしい。そして、命は助かったが記憶を失ってしまったらしい。幸いな事に、俺の事を知る為の物がカバンにたくさん入っていたから、生活には問題が殆ど無いと分かった。身体が動くので帰ろうと思ったとき、

「Oh、もう夕方ですね。今日はこのまま泊まって行きなさーい」

 と言ったので、おそらく今日はこのまま泊まることになるのだろう。

「…明日からどうしようか」

『あーあー、誰か聞こえますか』

「誰かいるのか」

『私はーーーー。ー録神社ーいまー。こーが聞ーーー人ーーーー…』

「聞こえなくなった。今のは一体」

  カァーカァー

(…もう眠くなってきた)

  スゥースゥー バサッ

 眠る青年の近くには一羽のカラスが留まっていた。

よし、方向性は決まったぞ。

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