表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルカディアの魔法使い  作者: 仲仁へび
第八章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/103

第87話 隠された本



 話を終えて、避難所へと戻るとラシェータとナジェルに話しかけられた。


 真剣な表情の様子の二人は、真っすぐにコハクを見つめながらある本を差し出した。


「これは……?」

「かなり苦労したけれど、コハクが必要になると思ってあらかじめ家から何冊かの魔法書を、持ちだしていたのよ」

「この本には、クレハ様を助ける方法が書かれているだろ。お前が禁忌魔法に手を出さんように、隠しておいた分なんじゃがな……」


 コハクに隠し事をしていたという負い目があるからだろう。

 ラシェータとナジェルは気まずそうな表情になった。


 コハクはそんな二人に尋ねる。


「でも、だったらなおさらどうして」


 二人は互いの顔を見合わせて、何かを決意したような表情を浮かべた。


「本当はコハクには復讐なんてしてほしくなかったわ」

「わし等の気持ちは分かってるな?」

「え、ええ」


 意図した返答で無い事に戸惑いながらも、コハクは相槌を打った。


「けれど、あの頃のあなたから目標を取り上げてしまったら、どうなってしまうか分からなかったから」

「臆病者であったわし等を許してくれ、コハク」

「二人共、そんな事を考えてたんですか?」


 裕司達にとっては知らない時間の話だ。

 里を焼かれてすぐのコハクがどんな状態だったかなどは、どうやっても知る事が出来ない。


 けれど、目の前のラシェータとナジェルの様子を見ていれば、それが良くない状態だった事ぐらいは用意に想像がついた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ