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アルカディアの魔法使い  作者: 仲仁へび
第七章

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第75話 ジャッジメントの目的



 まるで理解できないといったような様にコハクは、言葉を続けていく。


「自分達で、あたし達に復讐するんじゃなかったの? 人の力を借りて、自分で決着つけない復讐なんて、意味ないじゃない!」


 まるでそんな事考えなかったという風に、ジャスティスとリシュリーは目を丸くする。


「そーいえばサイードは、何であんなのの力借りてんだっけ? ジャスティス?」

「は? 馬鹿かお前。説明してもらったじゃねーか。聞いてなかったのかよ。効率よく人間とアルカミレスをぶっ殺す為だって」


 リシュリーは納得できないと言ったように、言葉を続けていく。

 二人は仲間割れしているようだった。


「でも、それじゃああたし達は恨みを張らせてないじゃん。あんなに大変な目に遭ったのに、復讐できないじゃん。真っ暗な部屋に閉じ込められて、外にも出られなくて、ずっと監視されててて自由なんて全然無かったのに、サイードが助けてくれなかったら、あたし達どうなってたか分かんなかったのに。何にも悪い事してないのに、変な目でずっと見られて、悪い事するつもりなくても、悪い事してるんじゃないかって見張られてて、たくさん嫌な思いしたのに」

「仕方ねぇだろ! そうでもしねぇと俺達が生きられる世界が作れねぇんだから、復讐よりも、俺達が怯えずに楽しく暮らせる世界を作る方が何倍も大事だろ!」

「でも……」


 言い合いをする二人に、裕司達は言葉が出なかった。


 クレハから以前話を聞いていたものの、アルカディアである彼らがどんな風に過ごしていたかなんて事は、詳しく想像できなかったからだ。


(リシュリーもジャスティスも、そんな辛い思いをしてきたんだ。だから、きっとあの二人はただ幸せに生きたいだけなんだ。それだけの為に戦ってるんだ。僕達は別に二人をイジメたいわけでもやっつけたいわけでもないのに、何で仲良くできないんだろう)



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