表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルカディアの魔法使い  作者: 仲仁へび
第四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/103

第36話 炎使いの少年



 声のする方を目指して、ずっと裕司達の前方を走り続けていたコハク。しかし、コハクは突然立ち止まった。


 追いついた裕司達は、コハクの視線の先に一人の少年が立っているのに気が付く。


 そこにいたのは見た事がない少年だった。


「燃えろ、燃えろ。俺達をあざ笑った罰だ。これは、ゴミの様に扱ったツケなんだよ、全部全部燃えちまえ」


 その少年が喋る間にも、近くにある建物は炎に包まれて、焼け落ちていく。

 少年は周囲の建物に向けて手のひらをかざし、その度にその先にある家々が勢いよく燃え上がっていた。


 おそらくあの少年が何らかの魔法を使って、火を起こしているのだろう。

 

 ここまで来るのに見て来た建物の破壊とは、関係なさそうなので町を襲っている人間は他にもいるんかもしれない。

 例えばこの間あった狼使いの少女など……。


「魔法を使ってるんだよね……?」


 裕司は首をひねる。

 しかし、少年はコハクの様に呪文を唱えてはいなかったからだ。


「そうらしいわね、詠唱無しで魔法を使うなんて聞いた事ないけど、そんなこと今はどうだっていいわ」


 コハクの言葉を聞いて、加奈がそう判断する。

 どんな事があっても、目の前にある光景を見逃す気にはなれなかった。


「あの様子からして、この騒動を起こした人間側で間違いなさそうですわ、被害が大きくなる前に捕まえてしまいませんと、住民達が困りますわね」


 裕司はポポに下がっている様に言う。


「危ないから、ポポちゃんは遠くにいてね」

「よく分かんないけど、うん」


 事態が良く呑み込めていない様子のポポはそれでも、首を縦に振って頷いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ