1話:異世界との出会い
EX章1話です。
俺は宇美矢勇志、12歳。
家が道場だと言うこと以外は至って普通の未虹中学校の中学1年生の生徒だ。
オタクでツッコミ担当の林治に、学校の三大女神であり幼なじみの佳奈と男の娘の優、脳筋の竜也。
俺たち5人は現在お昼休みに弁当を食べながら何気ない雑談をしていた。
そんな時だった。
俺の足元だけに青い幾何学模様の魔法陣が現れた。
「勇志、何か足元光ってるよ!?」
最初に気づいたのは優だった。
言われて俺は足元を見ると青い幾何学模様の魔法陣が光輝いている。
「何だよこれ……!?」
「む、これはきっと異世界召喚される奴だと思うで御座るよ!これは拙者も行かねばなるまい!どうすれば……ハッ!?勇志殿にくっついて入ればいいでござるよ!ほら、優殿…ヒッ!?失礼したでござる、優穣も早く勇志殿にくっつくでござる!早くしないと勇志殿が異世界に行っちゃうでござるよ!」
「えっ!?勇志、ボクを置いて行っちゃうの?しかも異世界?……異世界でボク以外の女を作られたら大変だ!ボクも行くよ!」
「えっ!?何でお前ら4人とも俺にくっついてるの?って言うか『ボク以外の女』って優は男だろ!?」
と、言ってる内に足元の青い幾何学模様の魔法陣が光を強め、視界を真っ白に染めた。
◇
俺たちが目を覚ますと大聖堂の様な場所にいた。
そして周りには数人の聖職者の格好をした者と目の前に一人の老人がいた。
そして目の前の老人が俺たちが気づいたことを確認して喋り始めた。
「勇者よ、召喚に応じていただきありがとうございま……す?ボソッ(あれ?おかしいな。召喚したのは■■さんだけなのに……後で始末しておきましょうか)。コホン!まずはいきなりのことですから混乱してると思うので説明をさせていただきます。ここはトライアスと言う惑星の星の神殿と言う場所です。あなたたちから言う異世界と言った所です。あなたたち召喚したのはエターナル、様です。一か月程前のことです。『3年以内にこの世界は近い内に脅威が訪れます。そうなっては止められる者はいません。そこで異世界の人間を召喚する時です。異世界の人間はこちらの世界に来る時に力が与えられます。異世界の勇者に世界を託すのです。』……と神託が下りました。私はエターナル、様を崇拝する『永遠教』の教皇と言う立場ですので皆さんに協力お願いしたいところですが強制はしません。協力していただける方にはこちらで用意する最高装備を渡させていただきます。」
いきなり世界を救えだの言われても俺たちはポカーンとするしかなかった。
そこで最初に口を開いたのは
「…だってよ?どうする?」
と、言ったのは竜也だ。
「拙者は賛成で御座る!」
林治は目を輝かせて賛成した。
だけどいきなり俺たち5人を異世界に誘拐して世界を救え……と言われてもな。
俺はともかく心配なのは他の四人だ。
「俺たちに全員にそんな世界を救うような力があるのか?」
と俺は疑問を口にする。
「それはわかりません。ですがこの世界に来た時点でなんらかの力は全員に与えられます。ステータスと言っていただければ自身のステータス…… その者の強さをわかりやすくステータス魔法で表し確認することができます。また他人に見せたい場合はステータスプレートが必要になりますが身分証明書にもなるので現段階では必要に応じて、いずれは全員に渡させていただきます。時間はまだあるのでまずは自身のステータスを確認することをお勧めします。目安としてですがこの世界の一般男性のレベル:1の平均ステータスはオール300です。」
「勇志殿、ステータス!これはきっとゲームの世界でござるよきっと!これは夢が広がるでござるぅ!」
何はともあれ色々あるがまずは自分のステータスとやらを確かめてみようか。
「ステータス」
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『宇美矢 勇志』(12歳)
性別:男
種族:アースヒューマン
職業:勇者
レベル:1
状態:健康
体力:1万
魔力:5千
気力:1京
攻撃力:500
力:500
物耐:1万
魔法力:100
魔耐:100
抵抗力:100
素早さ:500
精神力:300
器用力:300
行動力:1万
運:300
魅力:300
地球での称号:無魔流奥義継承者(気力を使った技の効果上昇)
トライアスでの称号:異邦人(レベルアップ時にステータスが上昇値が増加する)
Aスキル
無魔流奥義(O)
EXー気力具現化
Lー疾風迅雷の剣舞
超越(U)
EXースキル入手率上昇(P)
Lー環境適応(P)
Ωー短期無作為技能習得
Pスキル
Rー言語翻訳
SSRー基本属性魔法全適正
ー全属性魔法耐性
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2020/9/25
ステータスに言語翻訳を追加しました。