第53話《1章キャラクター設定各種》
《1章キャラクター設定》
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【主要キャラ】
《フィン(男、20代)》
・外見は黒目黒髪の青年男性。この世界では黒目黒髪はかなり珍しいが、特に日本からの転生者という設定はなく現地人。ちなみに本編でフィンの外見が語られていられないのは、フィン視点の一人称のため。
・身長は180cmくらいの高めで、スラリとした標準体形。パッと見は普通の一般人に見える。
・目つきはけっこう鋭く、キレ者の感じ。基本的に常に冷静で表情が変わらないので、クールかっこいい感じ。(第一話では急に解雇されて、少し動揺してキャラブレしていたけど……)
・ボロン冒険者ギルドに就職してからの服装は、お揃いの職場制服みたいな感じ。(後述のマリーの方は同じデザイン系統だけど、可愛い色でスカート。ショタ担当の弟レオンもショタっぽい短パンな感じ)
・フィンは基本的には職場上司や取引先関係者、元上司には丁寧語を使う。でも、気心が知れた相手にはタメ語で話す。
・本人は尋常ではない戦闘能力を有しているが、辺境の山奥で師匠に育てられたため自分が強いという自覚がない。そのため王都の冒険者や一般人との『強さ』に概念の違うため勝手に勘違い。この二年間、王都でも色々と仕出かして、剣聖や大賢者、聖女など色んな達人たちに感謝を受けて、絶大な敬意を払われているが、フィン本人にはまったくの自覚はなし。
・フィンは不自然なほどに自分の強さに自覚がなく、時おりかなり難聴系となる。これには何かの理由がありそうな……
・とにかく本人は理論的なコンサルティングなつもりで、ボロン冒険者ギルドの経営を改善していきます。でも本当はフィンの規格外の能力を無自覚に発動させた改革!
《オーナーのマリー》
・銀髪の健康的な10代半ばの元気な少女。
・身長は155cm以下で登場人物の女性陣の中ではそれほど大きくない。体型は標準的な感じで、胸はそれほど大きくはない。
・髪型は元気な感じ!
・フィンの項目にあったように、服装はボロン冒険者ギルド職員の共通デザイン職員制服。マリーはミニスカート制服で健康手的な脚線美だけど、胸元は見えてない系。
・マリーは黙っていたら美少の部類。だけどフィンの規格外なのお蔭で、とにかくいつも表情がコロコロ変わる元気な感じ。
・フィンに対しては今のところ恋愛感情はない。けど、今後の展開で、なにか変化はあるのか?
・とにかく大好きな冒険者ギルドを再建するために、規格外なフィンに振り回されて、いつも表情がコロコロ変わる、元気で行動的なヒロインです。
《レオン君》
・銀髪で色白な10歳の利発そうな可愛いイケメン少年。
・身長は140cmくらいで標準体型。身長は同年男子では標準だけど、大人だらけの登場人物の中ではちびっこ枠。
・髪型はショタっぽい感じ。
・フィンの項目にあったように、服装はボロン冒険者ギルド職員の制服で、ショタ風な短パン。
・誰に対してでも笑顔で好感度抜群。他人対しては常に敬語を使うけど、姉マリーに対してだけは身内的なツッコミをする。
・姉とは違い才能の塊。今後は色々と覚えていく。今後はフィンの規格外の支援魔法をお蔭もあり、マリーと共に活躍していきそうな予感。
・とにかく今は利発なショタ担当として、ポンコツ気味な姉マリーにつっみを入れつつ、さすがフィンさんです!と利発に認めてくれるレオン君です。
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【1章ではまだチョイ出だけど、今後も色々と出てくる予定の味方系キャラ】
《大賢者》エレーナ=アバロン
「オッホホホ……! こんな所にいたのね、“我が愛しのフィン”よ!」
・胸元と太ももの露出度の高い、杖をもちローブをまとった二十代半ばの妖艶な女性。
・身長は170cmくらいで女性にしては高め。胸が大きくスタイル抜群なプロポーション。
・髪の色は派手な感じ、髪型はお色気系なお姉さん風。
・顔は美人系で化粧もしているから、マリーから見たら大人な感じ。
・ちなみに格好はアダルト風だけど、着ている服が全て高位のマジックアイテムだ。
・世界にも数少ない最高位Sランク冒険者の一人だが、フィンに対して最大級の敬意と、最大級の愛情表現を発してくる存在。
・フィンと出会う2年前のエレーナは、今とはだいぶ違う口調と性格だったらしい。
・とにかくお色気全開でフィンの周りをオッホホホ……と今後はもっと華やかに飾って存在です。
《剣聖》ガラハッド=ソーザス卿
「はっはっは……! さがしたぞ、我が永遠の友フィンよ! こんな所にいたのか!」
・剣を腰に下げた、壮年の剣士。お世辞にもあまり似合わないちょび髭に、実戦的じゃないタキシード風な服装の怪紳士風。
・身長は190cm以上でタキシードの上からでも分かるくらいの、がっちりした筋肉質体型。年齢は不詳だが、40代くらいに見える。
・髪型はオールバックで、色は白と黒の縦じまの変な色に染めている。
・口元にクルリンとした変な口ひげで、目元はいつも笑っている。
・冒険者としての見た目はかなり奇妙だが、相手はSランクの剣聖なので誰も突っ込んではこない。
・世界にも数少ない最高位Sランク冒険者の一人だが、フィンに対して最大級の敬意を払っている存在。
・フィンと出会う2年前のガラハッドは、今とはだいぶ違う口調と性格だったらしい。
・とにかく奇妙な風貌と言動で、今後はもっとギルド内を賑やかに飾って存在です。
《聖女》クルシュ=アサギハス
「わたくしは感じております。フィン様にお仕えすることは、必ず世界の危機を救うことに通じる、と」
・装飾品が多く、高級そうな純白の神官着の金髪の少女。
・身長は160cm、神官着でも分かるくらいに胸が大きいプロポーション。
・髪の毛は金髪ロングでゆるふわな感じ。
・年齢は17歳くらいで、顔は美人というよりは可愛い系。化粧はしない自然派。
・服装は装飾品が多く、高級そうな純白の神官着。肌の露出は少ない。ボロン冒険者ギルドで働いている時も、神官着で働いている異質な感じ。
・世界にもただ一人の《聖女》称号をもつ偉人だが、2年前に命を救ってもらったフィンに対して最大級の敬意と、密かな愛情表現を発してくる存在。
・普段や仕事中は穏やかな性格で、まさにザ聖女な少女。でも大聖堂で育てられたために、常識が抜けている所が天然な多い?
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《1章ではチョイ出だけど、今後も出てくる人たち》
《ヤハギン薬店》ヤハギンさん
・王都でも最大級の薬屋を一代で築いた経営者の老婆。
・白髪で小柄で腰が曲がっていて、歩行杖を持って歩いている。だが眼光は鋭く、王都の権力者にも恐れられている。
・元々は薬剤を得意とした魔法使いで、今の服装は質素なローブ風。昔はかなりの美人だったらしい。
・2年前に王都に来たフィンと偶然出会い、その隠された力を感じる。仕事熱心なフィンのファンともなり、大きな依頼を遠まわしに発注してきた。
・ただしフィン以外の人物には口が悪く、怖い経営者として恐れられている。
《新人冒険者ライルとエリン》
・田舎から王都に出てきた幼馴染同士の男女パーティー。
・二人とも14歳くらいで、身長は全てにおいて平均的な感じ。剣士ライル170cmくらい、神官エリン155cmくらい
・髪型はライルは真面目な感じ。エリンは少しだけ気の強い感じ。
・二人とも冒険者としての才能は平凡だけど、フィンの密かな支援魔法のお蔭で、ドンドン高難度の依頼を達成していく。二人も最初は気が付いていないけど、その内に自分たちの異常な状況に気が付いていきます。
《王都冒険者協会の副理事長ゼノス》
・巨漢の男性。筋肉隆々で熊のような強面の戦士
・冒険者ギルド協会の副理事長であり、元高ランクの腕利き冒険者だった男。
・年齢は40代で2メートルくらいの巨漢でスキンヘッド。
・副理事長だけど服装は基本的に上半身が半裸っぽい、斧戦士風な感じ。副理事長的な窮屈な服は苦手だけど、一応はスーツももっている。
・2年間に偶然フィンに王都で出会い、その力を感じている。あまりの桁違いな力のために、あまり詮索せずに自由にさせている。
・どうしても王都や国の危機にが迫った時は、うまくフィンに依頼して解決してもらうスタンス。
《盗賊ギルドの幹部ガメツン》
・王都の盗賊ギルドの幹部の一人。
・身長は標準的で体型も普通な感じ。顔に刃物の傷があり、鋭い目つきの強面の風貌。髪の毛は短髪系。
・服装は軽装な感じで、武装もナイフくらい。
・フィンと交渉して、仕事を即座に解決したことで、フィンのことをけっこう認めてくる。
・なお更に上の大幹部にフィン信者がいるが、まだガメツンはそのことを知らない。
《王都公正取引委員会の筆頭調査官“ケンジー=ヒニリス”》
・四十代半ばの神経質そうな眼鏡の男性。
・しつこい調査スタイルから《毒マムシ》と異名で、各ギルドに恐れられている辣腕の調査員
・髪型は几帳面でピッチリな感じ。
・身長は平均的な男性より、やや高めで、細身の体型。
・服装は国家公務員的な中世風ファンタジーな制服。首元まできっちりボタンを閉めている堅物イメージ。
・悪徳経営者リッパーからタレコミがあったので、ボロン冒険者ギルドに調査にきた。だがフィンとの尋常ではない経験で少したくましくなった経営者マリー。彼女との対話でマリーとボロン冒険者ギルドのことを少し認める。だがマリーの背後に何者かの存在があるのも気が付いていく。
・今後もボロン冒険者ギルドの経営を厳しく調査にきそうな予感。
・仕事中は厳しいが家に帰れば、幼い一人娘を信じられないほど溺愛している。
《王国第二王子ラインハルト=ソル=エーゲルハイト》
・フィンと同じくらいの長身の男性で、年齢は20代。
・かなりイケメンで、更に能力も有能で王族の中でも市民にも人気が高い。
・王子だが王国内の大きな不正を取り締まる《王国竜鎖騎士団》の総団長を兼任している。
・二年前、かなり大きなトラブルに巻き込まれていたラインハルトを、フィンは偶然助ける。それ以来、ラインハルトは『フィンよ。我が《王国竜鎖騎士団》に入ってくれ。いや、将来的には王位争奪戦を行う私を、支える《剣》となってくれ!』と勧誘してくる。
・剣や魔法などの戦闘能力も王国内でもかなり高い。
《《王国竜鎖騎士団》副団長の一人、女騎士アイナス》
・20代の女騎士
・かなりの美人だが気が強く、とくにラインハルトに溺愛されているフィンに対して、いつも厳しい顔つきをする。
・王国内でもけっこうな地位な地位の貴族の娘だが、幼い時からラインハルトを慕い騎士の道へ。
・王国内でも剣の腕はかなりあり、騎士団の中ではかなり男っぽい。
《魔神ララエル》
・フィンの育て親で師匠。
・褐色銀髪の麗しい容姿の女性。怪しげな意匠の服に身を包んだ術師の風貌。
・かつて魔王や竜王を倒し世界を救ったり、逆にやり過ぎて破壊しそうになったこともある危険な存在
・人混みが極度に苦手で、ここ20数年は人里離れた山奥に住んでいる。
・極度にフィンのことを溺愛している。
《1章だけ出てくるキャラ》
《悪徳事務局長ババソン》
・冒険者協会の事務局長の地位を利用して、横領や賄賂を繰り返していたダメな中年男性。
・身長は標準的な高さだが、体型はだらしがない中年体型。髪は情けないサラリーマン的なハゲな感じ。
・服装は事務局長っぽくネクタイ風な感じだが、だらしがなく着ている。
《悪徳経営者リッパー》
・王都でも急成長していたリッパー冒険者ギルドのオーナー。
・体格は立派だが、腹が出ただらしがない中年男性で、顔も悪人顔。
・無能だと決めつけていた元職員フィンが、実は有能だと知り、仕事と顧客の多くを奪われたと勘違いしてフィンに復讐をしていくる。
・フィン以外の職員たちもリッパーの腰巾着で、無能な風貌をしている。
《リッパーの雇った裏冒険者たち》
・王都内での対人戦が主な仕事なので、盗賊風で軽装な小悪党な感じ。
《上級アンデット“不死王リッチ”ガフィアン》
・元盗賊ギルドの大幹部の一人がリッリ化したもの。
・フィンのお蔭で結果的に現世のしがらみから、温かい天へと召された。
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《暗黒邪神教団》
“偉大なる神”を崇める地下教団であり、“偉大なる神”の復活のためにはあらゆる手段を選ばない狂気の集団。
・王都内だけではなく大陸各地に信者が隠れており、貴族や騎士、大商人など特に地位や名誉がある者に多いと言われている。




