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三話 ベテラン

(まさかこんなことになるとは……)

目の前には濃い青髪の青年と赤髪の美少女、右隣に受付嬢。とても気まずい空気が流れている。

「えーと、ひとまず自己紹介からしましょうか」

着まずい雰囲気が流れる中、受付嬢が切り出す。それに反応して赤髪ショートヘアの子が明るく

「そうですね、私は()()()と言いますよろしくお願いします」

軽く会釈したのでシンジは会釈を返す。

「俺は……()()()

リュウは随分とイライラしているようだ、そっぽ向いて目を合わせないようにしている。

(はぁ、そうだよなぁ怒って当然だよな……なんせ昨日お前たちをほっといて全力で逃げたからな~まっそのせいで迷子になって2時間ぐらい森をさまよってたけどなw)

「えーとー俺はシンジだよろしく」

「それではまず、アカネさんとリュウさんに今後についてお話します」

「?」「?」

二人とも何のことか分からない様子だ。

「これからこの冒険者ベテランのシンジさんと一緒に2週間依頼をこなしていただきます」

話を遮るようにリュウが、

「こんなクズとはいやだね!!」

受付嬢は驚いた様子で、

「何があったんですか?シンジさん」

「えーとだな……」

 

 シンジがあったことを話すこと3分……


「はぁ~そうゆう事ですか……リュウさん」

「?」

「リュウさんたちはオコモについて何も知らなさすぎます、オコモであれば声を出さずに逃げればいいのに……これであれば、なおさらシンジさんと一緒に依頼をこなしていただきます!」

リュウはこれに対して反論ができずにいたが、

「!!お前も俺たちと一緒のルーキーじゃないのか!もしルーキーじゃないのなら何故プレート下げてないんだ!」

受付嬢がこれに反応してシンジの胸元を見る。

「あれ程プレートを下げるようにと言っていたのに…シ・ン・ジ・さ・ん……」

笑顔だけれどもとてつもない殺気を感じる。

「すすいません!今下げます!」

腰に付けてあるバックから銅のプレートを出し、下げる。

「はぁ何度言ったと思ってるんですか……」

飽きれる受付嬢にシンジが

「いやだって…プレートを下げると絡まれるから嫌なんだよ……」

「ですからギルドにいる間だけでもいいと言っていますよ!なのに、ギルドにいる間ですら付けて無いじゃないですか!」

「すみ…ません…」

頭を下げ謝るシンジを見てアカネとリュウは(ホントにベテラン冒険者なのか?)と心の中で思うのだった。


 プレート…冒険者の強さや冒険者としてのセンス、依頼者の好感度などからギルドが発行しているもの。

プレートの種類

なし(ルーキー)…いわゆる初心者。また、タブーやマナーを守らない冒険者もたまに降格する。

ベテラン…冒険者としては一人前の称号。ベテランに上がるには平均2年掛かると言われている。

プロ…冒険者の専門家。一つの分野を中心に依頼を受ける、受ける依頼は専門的なものが多い。

エキスパート…冒険者の頂点。世界に3人しかいない。

ベテランは五段階に格付けされ低いものから、初級、四級、三級、二級、一級がある。

プロは三段階に格付けされ低いものから、三等級、二等級、一等級がある。


「あの~いいですか?」

アカネが少し手を上げ質問する。

「シンジさん洞窟であった時はプレートを下げてたと思うんですけど常に下げてるんじゃないんですか?」

「いや、常には付けて無いよ!」

ドヤ顔である。

「街中では外してるんだよ、洞窟ではプレートを持っていないと採取が禁止されている物を取っていたからな」

「なるほど!」

納得した様子なのアカネ。

「ちなみにシンジさんはベテランの四級ですからねお二人とも」

「え!四級!こいつが!?」

信じられない!と言った様子のリュウ。

「まーそう言うことだ一応先輩だからな二週間の間よろしく」

「はい!よろしくお願いしますシンジさん!」

笑顔なアカネと少し顔を引きずり気味のリュウそして少し疲れ気味のシンジ。

(先が思いやられる……はぁ)

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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