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二話 再び


 武器がずらりと並ぶ店内、入り口につけた鈴が鳴り響く。

「依頼の品持ってきたぞ~」

疲れ気味で店内のカウンターにいるおっちゃんに話しかける。

「おぉシンジ!帰ってきたか!」

カウンターにいたおっちゃんは身長190cmぐらいの高身長、タンクトップで強調されるムキムキな筋肉に顔には大きな痣があり始めてあった人は必ずビビるレベルの顔面凶器。

「今日の依頼は随分と時間が掛かったなシンジ、いつもは昼ぐらいに持ってくるのに」

現在夕方の5時、店内は夕焼けが赤く染める。

「まあな、ルーキーに邪魔されたんだ…はぁ」

「そうかそいつは災難だったな」

「ほらよ!」

掘ってきたザラン鉱石を入れた袋カウンターに置く。

「依頼のザラン鉱石だ」

「ああ、確かに受け取った、それじゃ報酬の銀貨25枚だ」

渡された小袋を開き銀貨25枚が入っていることを確認する。

「それじゃまたなんかあったら呼んでくれ、オヤジ」

「おう!じゃぁな」

依頼を達成し店を後にするシンジ。


 次の日……


「朝一から呼び出しかよまったく……」

街は朝一なだけあって静かで店のほとんどが準備中の看板を掛けているそんな中、都市トウロの店や施設が並ぶ()()()を歩く。

ちなみにオヤジの鍛冶屋「ロックロック」はこの中心街に出店している。


 ()()()()()() ()()()()() 冒険者をはじめ商人、鍛冶屋、料理人が集まる街。周りの土地がいいのか多くの鉱物や生物が生息しているそのため多くの冒険者が金儲けのために訪れる。また人間が生活している大陸、()()()()()()の中心に位置する街だ。


シンジは()()()()()() ()()()()()の受付嬢から招集されていた。

静かな通りを歩いていると段々と騒がしい音が耳に入る。

「はぁ~相変わらずうるさいな」

騒がしい音のする建物の入り口に足を止めるシンジ。

白を中心にした大きな家、入り口にはドアが無く入って右側には掲示板がありその日の依頼が張り出されているそして目の前にはカウンターで仕事をするメイド服のひらひらが少なくなった服を着た女性が3人ほどいる。左側にはテーブルが並んでおりそこでガタイのいい男たちが騒いでいる。

シンジがカウンターに近ずくと茶色の髪を後ろで団子結びにした笑顔で話しかけてくる。

「どうもおはようございます、シンジさん」

「ああおはよ、それでなんすか急に呼び出して」

少し怒り気味で言う。

「すみません、少しお願いしたいことが…」

「そう、わかった内容と報酬次第で」

「はい!それで内容なんですが…実はですね、ここ最近新しいルーキーの方がいらしたんですよね」

「?ルーキーなんてしょっちゅう来てるじゃないか」

「ええそうなんですけど…そのルーキーの方がですね中々の逸材でして、ギルドマスターからその子たちの育成をお願いされたんですよね」

「なるほど、そこで俺って訳か」

「はい…」

受付嬢はギルドに来た冒険者の力量と実力を見分けるのに優れているとか、そして実力のある人にはそれに応じた称号と専属の受付嬢が付く、専属の受付嬢はたまにその人専用の依頼を出すこともある。

「ちなみにだが、報酬と期間は」

「そうですね、シンジさんはどのぐらいの期間育成に協力してくれますか?」

「そうだなぁ一週間ぐらいなら」

「そうですかわかりましたでは二週間で金貨5枚でどうでしょう」

「ん~2週間で金貨5枚……」

「それではダメですかね…ではその二週間の間依頼の報酬1.5倍でどうでしょう!」

「!!!受けた!その依頼!!」

(やっぱりシンジさん、金次第で大体の依頼を受けてくれるの助かるわ~)

「ありがとうございます!ではこちらにサインを」

受付嬢が依頼の紙とインクとペンを取り出し、シンジが依頼の紙にサインする。

「ではルーキーの方は個室にいますのでご案内させていただきます」

「え?!いるのここに」

「はい、いますよ」

「ああ、そう」

二階にある個室へ向かうシンジと受付嬢、個室のドアの前に付き受付嬢がドアをノックする。

「失礼します」

「ん?」

シンジが目にしたのはソファーに座る見覚えのある髪色のした男女の二人。

「まさかお前たちだったのか……はぁ~……最悪だ」

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今後も頑張っていきます。

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