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第1章魔物の遺跡 一話 知識の差

 とある洞窟……人が立ち入ることのしない場所に一人、鉱石を掘る者ががいた。

カンッ…カンッ

「ふぅ、こんなもんかな依頼されたザラン鉱石は」

黒髪に大き目の黒いコート、胸には銅のプレート、腰には剣見た目盗賊のような姿をしている。

この男の名は()()() 冒険者。今冒険者ギルドにて提示された依頼をこなし、街に帰るところである。

「重いな……」

鉱石がいっぱい入った布袋を担ぎながらゴツゴツした岩道を進む。荷物がなければそんなにつらいものではないだが鉱石が異常に思い。


 ザラン鉱石……緑色に輝く石。入手難易度 C エメラルドと見た目はとても似ておりよく偽エメラルドとして市場に出回る。ザラン鉱石は一般的に武器の原料に使われるのだが、密度が石の10倍あり重い。


 入手難易度とは……冒険者ギルドがアイテムに対してE~Aの評価で難易度を付けている。難易度の付け方は、危険性、流通数、死亡率を基準に付けているが例外もまれにある。


来た道を戻る途中、洞窟に響き渡る。

(誰か来たのか?十中八九冒険者だろうな、ここは危険区域に指定されてるから立ち入れるのは許可を受けた奴だけだからな)

洞窟は迷路のように入り組んでおり一つの入り口から4つほどの道に分かれている。

シンジはちょうど入り口付近の分かれ道にいる。

「ん?」

別の道から足音が徐々に近ずいてくる。

「音からして2人か?ヤバい…面倒なことに巻き込まれそうだ…」

音のする道を見ていると真っ暗な洞窟の奥に灯りが薄っすら見えるようになる。

「いや、見とれてる場合じゃない!逃げないと!絶対に巻き込まれる!」

ハッと我に返り入り口に向かうが……もう遅かった……

「ヤベー何で剣が当たらねーんだ!くっそー」

「イヤーー!!コウモリィィィ」

全速力で飛び出してきた男女二人。男は濃い青髪で見る限り美少年と言ったところだが相当慌てているのかひどい顔に……明るい赤髪でショートヘアーの美少女が短剣を持ちながら涙目で騒いでいる。

(騒がしいな……てかお前たちが騒いでるせいでオコモたちが襲ってきてるんだろ……)


 オコモ コウモリの亜種 討伐難易度 F 通常コウモリは音に敏感だがオコモは言葉を発している場所に対して攻撃する。この現象はオコモが言葉の波長を自身への馬頭として認識しているためだと言われている。


 オコモの耳 入手難易度 D 討伐は比較的簡単だがオコモから耳を取り出すのが難しい。オコモの耳は傷を付けてしまうと価値を失う、その為依頼の全てが{オコモの耳 傷なし 求む}になる、しかも討伐する際耳を傷つけず討伐しなければならない。弓矢で動く的を射抜くと同じぐらい難しい。オコモの耳の傷なしがなぜ価値があると言うと傷が一つでもあると腐敗が一瞬で進み食べれなくなるからだ。


「…………」

シンジは無言で洞窟を出ようとする。当たり前だ言葉を出さなければ襲ってこないからだ。

「ちょっとそこの人!!このコウモリを倒すの手伝ってくれないか?!!!!」

「断る!!!!!!あっ……」

最後まで読んでいただきありがとうございます!

前作の禁忌の書の主人公と名前が同じなんですけども……実は主人公の名前で「ビシッ」と言うのが無くて…

そんなこんなで名前が同じです!!当然なのですが禁忌の書のシンジ君と今回のシンジ君は別人ですよ。

そして聞き覚えのある青髪、赤髪……      






名前どうしよう……

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