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なろう的考古学者になろう!

作者: 目安ぼくす

 6月27日零時から6月28日23時59分までに、なろうに投稿された作品は約四千でした。一日に四千の作品が作者たちに投稿されているのです。凄いと思いませんか?

 思った人は私と握手。

 思わなかった人は私とケバブです。


 自己紹介をしましょう。

 私は、目安ぼくす、つまり目安箱です。人々の意見を常に求めています。趣味は、なろう探索、小説執筆です。つまり、私も底辺といわれる場所にいますが、作者の一人です。そんな私は名も知らない読者の皆さんに語りかけています。


 なろうユーザー、なろうにアカウントを登録している人は百万人以上います。

 それは、日に更新される作品約四千、仮定して作者四千としますが、に比較すると読者の数は圧倒的です。ですが、人気(ひとけ)のある作品に対して、人気のない作品の方が比率としては多いのです。日間PV100未満の作品は多数存在し、マンモス校並みのアクセス数を誇る作品の陰に埋もれています。読者は百万人いて、作品数は約四千なのに全く見られていない、或いは人気のない作品がある。これは、どういうことでしょうか。単純に割り算をすると、読者の数:作品数の比は250:1。どの作品にも最低250人は読者がつく計算となります。実際には一作品以上毎日読む人もいらっしゃるので、これより多くなるでしょうが、目安として250。250とは、とてつもない数で小さな学校(過疎地)の生徒数並みです。なのに読者が250を超えない作品が大半であります。

「一体何故なのか?」

 と言いながら多くの作者が嘆いてきたことでしょう。

 実のところ答えはシンプルで限定的です。

 それ即ち、読者はランキングを見ているからです。


 なろうにアクセスした際、読者は小説検索ではなく、大抵ランキングを見に行きます。要は人気のない作品しか見ないわけです。これにはランキングに上がっているものは質が良く、面白さがある程度、人気によって保証されているからだと思います。つまり、自分で小説を検索して「面白いかも分からない小説を探して読もう」とは考えていないわけです。これは、我々作者にとって非常に残念なことです。なぜなら、投稿されたばかりの新着小説が殆ど読まれないことを意味するからです。


 投稿されたばかりの小説はどんなものでもPV数は必ず0で、投稿された瞬間にランキングに載ることはよほどサイトの過疎が進んでいない限り、有り得ません。よほどの人気作者でない限りは一日経ってもランキングには載らないでしょう。読者がランキングしか見ないならば、これらの作品は評価されないまま0ポイント小説の廃墟と化すのです。どんなに優れた作品になれるポテンシャルがあっても読者の皆さんに見捨てられてしまうのです。


 では、これを防ぐためにはどうすれば良いのでしょう。

 私、目安ぼくすが提案するのはマニフェスト的発掘作業、つまり新規投稿小説の発掘です。我々が一丸となって発掘作業を行う考古学者の一団となれば、なろうというダンジョンの深層に存在する中ボス的底辺小説など恐るるに足らず。

 ビートたけし先生が言うように

「赤信号、みんなで渡れば、怖くない。」

 B級或いはZ級小説にぶち当たるかもしれない恐怖など押し殺してしまえます。

 小説を検索しましょう。新着順でです。新しく生まれたダンジョンのモンスターたちを攻略しましょう。

 みんなでです。

 夢見るシュリーマンのように大志を抱いて、まだ見ぬ夢のユートピア小説を探しに行きましょう。

 そうすれば、底辺作者も喜ぶだろうから。


 と言う説を唱えたところで今日はお終いにします。


 では、アデュー!

私たち作者を救ってくれ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 駄作を恐れていたら、名作傑作に会えないですよね。 [気になる点] 「登録ユーザーの何割が日常的に閲覧しているのやら」 などと思ってしまいます。 オンラインサービスのアクティブユーザーは一割…
[一言] カテゴリーと好みのタグと新着だけで検索して上から読み漁ることもあります。 ランキング?全部読み終わってますよ、ふふふふ…
[良い点] アツいですね。 最近は、短編のスコップをちょこちょこという感じですが、具体的な数字を挙げられ、やっぱり掘り起こしは大事だなと再確認しました。 [一言] 作者側の立場から言うと、スコッパーの…
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