~プロローグ~
こんにちわ、リルンです。
10作目はホラーです。
今回は連載物です。
実は現在、病んでまして…それを元に暗い小説を作ってみました。
それではどうぞ。
私は……何のために生きて来たんだろ……。
私は今、どうして生きているのだろう。
生きてても仕方ないのに……。だって全部終わったから。生きる意味を…感じないから。
私は……頑張ったよ……? 勉強も……人間関係も……。恋人だっている。
とても優しい人。可愛い人。かっこいい人。だけど、遠かった。私と彼はあまりにも遠くて、会えるのは年に数回程度……。声もあまり聞けない……。
だけどある意味幸せではあったんだ。幸せでは。
勉強…頑張ったけど……何処も駄目だった。受かったのは……私が行きたかった大学の下の下の下。滑り止めで受けた……大学だけだった。今思えばそれだけ。それだけなのに……私は……心が病み、自分を傷付けた。責めた。……そんなことしても何も変わらないし、馬鹿馬鹿しいことだと分かってた。分かってたの。なのに……私はそれだけじゃ気が済まなくなり、そして――――――――……
1979年 3月6日 ……私は18歳でこの世を去った。
……首を吊って、自殺した。
ある女子高生の自殺はニュースになった。報道によると、親が寝ている深夜に彼女はこっそりトイレで首を吊ったらしい。朝5時、親が起きてトイレに行こうとトイレのドアを開けた時、既に息絶えた彼女を見つけた。親は急いで縄を取って彼女に呼び掛けた。だが既に彼女は死んでいて、体も冷たく、硬かった。だからどれだけ呼び掛けても…彼女からの反応はなし。母親は彼女を抱き締めて
「どうして……どうして……!!」
そう言って泣き崩れていたらしい。それから親はずっと自分を責めたそうだ。彼女を救えなかったことを……。親も学校や塾の先生、友達が彼女の死を悲しんだ。……そして最も悲しんだのは、遠く離れた、彼女の恋人だった。恋人は彼女を失ってから気力をなくし、常に上の空でいるらしい。彼女の死は受け入れ難く、今でも生きてると信じてるよう。……それにしてもどうして彼女は自殺なんか……。こんなにも悲しんでくれる人がいるのに……。こんなにも彼女思いの恋人がいるのに……どうして……。
あれから20年。一つ、気になる噂が耳に入る。それは……死んだはずの彼女が、かつて通っていた高校に姿を現すという噂。きっと彼女は置いて行ってしまった恋人のことが気になって仕方ないのだろう。そして彼女が現れると同時に一人、また一人と誰かが行方不明になった。その人はいくら探しても見つからず、行方不明になって数日後に、校内でうずくまってるところを発見された。しかし、行方不明になった人達が口を揃えて
「精神的に疲れた。死にたい」
と言うのだ。一体何があったのか……。そして数日経って、行方不明になった人皆、自殺していた……。奇妙な事件だ。もしかすると……彼女が何人かを何処かへ連れていき、彼女と同じ思いを味わせているのかもしれないと世間は言い、彼女が通っていた学校を「死の学校」と名付け、恐れられた。一時期、廃校も検討されたぐらいだった。こんな気味の悪い高校、無くなって欲しいという声も増えていた。だが、伝統のある高校というのもあり、廃校は難しかった。そこで教育委員会はその高校に通っている人達に、各自でお札を持っていくよう、注意を呼び掛けた。それからお札の効果があったのか、事件はピタリと止まった。しかしまだまだ安心は出来なかった。何故かというと、彼女の目撃情報があるのだ。彼女はいつも学校の屋上で泣いているのだという。彼女はまだあの高校にいる。そして今年……2079年も新たに入学してきた者が来たよう。それはもしかしたら……アナタノ……コ ド モ カ モ シ レ マ セ ン ヨ……? さぁ、今年の入学者は一体どのような人達でしょうか。一緒に見に行きましょうか。どうぞこちらへ。足元、気を付けて下さいね。例の学校…「死の学校」は古い学校ですので、足場が悪いものでね…。
現在、ノートに執筆中なため、投稿は遅くなると思います。
申し訳ありませんが気長に御待ち下さいませ。