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1日目 無駄と決めて悔いを残すか、無駄じゃなかったと笑顔で言える日を信じるか。

序章の続きからとなります。

リルを探しに森に入った雄太郎から入ります。

サブタイトルのセリフは本文に出てきますが、この言葉忘れないで欲しいです。

無駄ということなんてないんです。なにかはあるんです。

雄太郎は気づいていませんが、失うこともなく手に入れることもない日常は無駄ではないのです。

あなたはこのなろうを見て、面白いと思う小説を忘れますか?アニメをみておもしろかったアニメ忘れますか?ソレと同じ。なにか必ず得るものがあるんです。たとえ失敗でも、これは成功しないという成果があり、結果を得ています。あとがきに続く・・・!本編をお楽しみください!


街を抜け、森を少し歩いて立ち止まったとき、リルの声が微かに聞こえた。よく聞き取れなかったが、訴えているように聞こえた。声の方へほとんど動かない足を力の限り動かし、進んだ。

「リル・・・?」

そう呟いた俺が見たのは、リルと、黒いもやをまとった、黒髪の女。

「どうして、あなたはこの世界を嫌うのですか。どうして彼を終焉の使徒にしたんですか!」

リルは、興奮と怒りを女にぶつけていた。リルのいう彼は自分のこと・・・だと思っていた。

「ソレを知ってあなたはなにができるのかしら?死んだ家族が生き返るとでも?フフフ・・・・まあいいわ。教えてあげる。彼の他にもう一人、終焉の使徒がいるわ。でも彼は混沌にいる。一つの事象次第で、救世主にもなりうる厄介な存在なのよ。」

そのとき気づいた。彼は自分ではないもう一人の使徒・・・。だがもう一人が誰かはわからない。

「終焉の使徒がもう一人?ふざけているのですか!どうすればとめられるのですか!?」

リルはさっきとはちがい泣きそうで、また、恐怖を感じているようだった。

どうして見ているだけなんだろうか・・・。と思うと胸が痛い。

「あなたは1つの希望があるんじゃないのかしら。混沌をさまよう使徒を救世主にできると言ったのをきこえなかったのかしら?あとね、あなたが言うほどかんたんに世界なんて救えない。じかんがたりない?そんなもの知ったことないかしら。まあせいぜい足掻くのね。」

「お願い待って・・・!」

リルの呼び止めも聞かず、もやと共に姿を消した。リルが座り込んだ。

「いままで、大切なものをすてて、自分の欲も抑えて、たったひとつの運命を信じてここまできたのに、私がしてることは無駄なの?私がいままで使った時間が無駄だというの・・・!もう、嫌」

「リル、それは無駄じゃないよ。」

僕には無駄を語る資格などない。でも・・・!

「リルは、いままでの旅で、失って、手に入れて、いろいろなことを経験したんだと思う。その経験が時間の報酬なんだよ。僕は、1日をぼんやりと過ごして生きてきた。手に入れるものも失うものもない。何もない日々。僕には時間を語る資格なんてないし、無駄かどうかなんてわからないけど、いままで使ってきた時間を無駄と決めて終わるか、無駄じゃなかったと言えるその日を信じて使い続けるか。なんじゃないかな?」

これしか言えない。でもこれだけは言いたいとおもったことを語った。

「私は、月の石で1人の終焉の使徒を消し去ることを知っていまここにいる。まだ、やれることがある。時間が足りないけど、やらなきゃいけない。うん。わかったよ。やれることをやってみる!」

だんだんと声が元気になってリルはいつものテンションになっていた。

朝日が森に差し込み始めた。

「もう朝か〜。休めなかったなぁ・・・」

肩を落とすとリルが近づいてきた。

「私の救世主が言うセリフじゃないと思うけどなぁ〜?」

「え?」

「さぁ!いこ〜う!」

聞き直す暇もなく、また旅が始まった。そして俺の1日目は終わりを告げた。


EXここまでの伏線交えたストーリーEX

ホテルの襲撃の犯人の正体・・・。もう一人の終焉の使徒・・・そして混沌・・・。1週間ですべて解決するのか・・・?

そんなことを考えながら森を歩く。

リルはスキップしながらはしゃぎ気味・・・。

宿に火をつけたこと。ホテルで追いかけた際リルの身体を乗っ取ったと思われる低音の謎の存在。これが同一人物なのか?もしこれをした犯人が終焉の使徒だというのなら、なんの目的があるのか?

「考えるだけで辛いな・・・!」

リルが振り向く。

「わからないことばかりだけど、進むしかないんでしょ?」

そうだ。わからないことが多すぎて嫌になるけれど、進まなきゃ始まらない。

―――とても長い1週間・・・・・・それはどこか特別で、切ない7日――

―――――無駄なことなんてない。進むには時間が必要だ。一歩ずつ一歩ずつ・・・前へ―――――


END

リルの場合は、無駄=失敗 となっており、 失敗じゃなかったと言えるようにしようとしています。

この1日目の決断がいずれ大きなズレを生むのですが。。。それはまたの機会に。

無駄なのか・・・・?その答えは身近にあるのですよ?



というわけで1日目ゴーーーーーール!

この1日目で伝えたいことは、 無駄なことなんてない。 ですね。

この小説の最後に言葉の意味があります。

受験勉強して大学落ちた。勉強無駄でした。ではないんですよ?

その時間を基に結果手に入れる努力をするんですよ。

とよく祖母に言われました^^


次回更新は2日後です^^お楽しみに

あと8月9月は更新ペースを3日にします。

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