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序章-時間と運命と異世界と-

初めまして。今回なろう初投稿のりっちるです。

何書けばいいのかわからないド初心者ですが、たくさんの設定を用意していますのでぜひ見ていただきたいと思います^^


更新は週1、金曜の予定です。


何気なく日常を消費するだけの退屈な毎日・・・。

<学校で寝て、帰ったらアニメ、深夜はゲーム>これが弐辞雄太郎の日課である。ふと気づけば一ヶ月。。。なんてよくあることだった。

週末が終わり、一週間が始まった。コンビニでパン2つを買って、枕を持って俺は学校へ向かった。ちょうど学校のまえの橋を渡るところで、猛スピードで校長のバイクがこっちに向かってきた。しかし、イヤホンのせいで反応に遅れ、あっけなく死んでしまった。

「おわった・・・」

そう思った途端女の声が聞こえてきた。

「また一人霊界へさまよってきたのですね。」

優しいお母さんのような声だった。

ただ、意識があっても声が出せない。そんなことを考えている余裕もなく・・・

「あなたに、夢 をあげましょう。あなたが大好きな異世界へ転生するというのはいかがですか?」

心の底からテンションが上がった。自分は頭のなかで行きたいと願った。

しかし、声色をかえて女の声は続く。

「ただし、あなたがいられるのは一週間。それ以上は生きられません。」

沸騰した頭は一気に氷点下へとなった。それでもこう願った。俺の夢だった異世界にいきたい。と・・・



気がついたら、周りには草原が広がっていた。辺り一面なにもない平原。そう。俺の余命1週間が始まった。

右も左もわからず、だらだら歩いていると遠くから声が聞こえてきた。

「助けて〜!いやぁぁぁぁ!!」

明らかな異世界だった。と考える自分とは裏腹に体は悲鳴の方へ近づいていた。

「おーーーい!誰かいるのか〜〜????」

とりあえず大きな声で叫んで回ったが返事はなかった。

30分位探し回ったところで大きな穴を見つけた。

「なんだ?これ。どうみても人が作った穴・・・だよな?」

恐怖もあったがそれ以上に好奇心があり、穴に飛び込んでしまった。

が、ソレが最後だった。

「いつまで落ちるんだ・・・!?2分近く落ち続けているぞ!??」

そう・・・飛び込んだ穴は、殺人穴といわれる、落ちたら即死のトラップだった・・・。

グチャァァァァァ・・・・・・・・・・!!!!!!!!

俺の異世界転生は終わった。


と思っていた。


意識が戻った時、自分は最初の平原にいた。

「ははっ・・・死んでも7日は生き続けるってことかよ・・・」

俺は察した。7日・・・この日数が経つまで俺は死ねない・・・と

「さっきの悲鳴は殺人穴のもの。とするならば自分が取るべき行動は一つ。」

急いで落ちる前に悲鳴の主のところへいくことだった。

「実際は迷ってたから遅れたけど場所がわかればすぐに・・・」

勢い良く走り出した。そして殺人現場についた。

「イヤァァァァ!」

あの悲鳴が近づいてきた。なにかに追われているようだった。

白と黒のワンピース、銀髪ショート・・・俺のタイプ!ってソレどころじゃない!!!

「穴に気をつけろ!!!死ぬぞ!!!」

全力で叫んだ。銀髪の女の子はうまく避けてすれちがった。

「おい!逃げんな!まてよ!」

後ろからないふをもった大柄の男が近づいてきた。

「来ないで!やだ!」

銀髪の子は腕を掴まれてたが抵抗していた。

「手をは、離せ!い、いやが、ってんだろうが」

声が震えていたが注意を引くことに成功した。

注意を引いたところで銀髪の子は逃げ出す。

「やばっ・・・俺やばいやつじゃんwwww」

察してしまった。死ぬわ。これ。

全力で逃げた。木と木の間をくぐりぬけ、平原へとでた。どうやら巻いたようだった。

遠くの方で手をふっている人影が見えた。

さっきの子だった。

「さっきはありがとうございました。本当にたすかりました。」

丁寧にお辞儀をし、笑顔でこっちを見てくれた。

「無事でよかった・・・です。き、気をつけてください!」

女の子と話したことない俺にはレベルが高すぎた。

「名前とかきいても、いいんですか?」

いいんですかってなんだよwとか思いつつ返事を待った・・・3秒くらいたっただろうか?

「リル・ミカヅキと言います。月の石を探してる旅人です!」

「月の石・・・?」

「はい!この世界には、夜になると、魔力を回復させてくれる月があるんです。その月の力が最近弱まっているので、月の力を回復させる石、月の石を探してるんです!」

一人でそんな大きなことやってるのか・・・と関心しつつ心配になった。

「1人で旅してて大変じゃ・・・」

「まあ、不便なところはありますけど・・・ぎりぎりなんとかやってますよ!」

うっわ・・・あぶな・・・

「も、も、も、もしよければ。俺も連れてってほしい・・・です」

リルは驚いた表情で沈黙した。

「あ、あの。本当に、危険なんです。さっきみたいな暗殺者がいっぱいいるんです・・・!」

「でも力になりたい。いままでろくなことせず生きてきた自分がやっと見つけた答えなんだ・・・」

リルは少し考えていた様子だったがすぐに。

「じゃあ、一緒に戦ってくれますか?」

「お、おーけー!も、んだいないよ〜!」

変なテンションになっちまった・・・

そんな会話を最後に2人で近くの街、クラリオに向かった。


街についた自分は衝撃を真っ先に受けた。建物はコンクリートが主体で、扉は鉄格子で刑務所のような建物がずらりと大きな道に向かい合わせにして並んでいた。しかしながら、馬車や人が多く、賑やかだったのですぐに衝撃は興奮に変わった。そんな忙しい感情をだしていると、リルが足を思い切り踏んづけてきた。

「いってぇ・・・ちょっ、リルさんなにしたの?!」

リルの顔を見てみると、険しげな顔をしてひとつの建物の3階の窓をみていた。

「あそこで・・・誰かが私たちを見ています。強い殺気です。すぐに移動しましょう。」

そういうとリルに手を引っ張られ、流されるままに大通りをあとにした。

と、引っ張られてきたのはいかにも怪しげな宿?らしきものだった。

コンクリートにピンクの塗装・・・すごい1◯禁な感じをだしていた。

「今日はココで休みましょう。」

リルは普通に入ろうとする。

「リルさん?ここど、ういう宿ですか?」

「ここは男女ペアでしか入れない宿でとても安いんですよ」

笑顔でいってるリルだったが・・・自分は反対した。

「えーと・・・こういうホテルはやめよう?ほら!あっち!」

リルの腕を引っ張り、騒いでいたが走って立ち去った。

後に腕を引っ張ってたことにどきっとした。。。


そんなこんなで木造の古い宿にとまることになった。リルは不満そうだがあそこよりはいいだろう・・・

近くに海がないため、食事の大半は肉や野菜だった。肉は生だったので食べなかったがどうやら普通のことらしい。

そんな夜遅くの出来事だった・・・

「なんか・・・焦げ臭くないか?リル」

しかし、リルはいなかった。

「リル!?どこいったんだよ」

外に飛び出た時、宿周辺が火事になっており、悲鳴が聞こえた。

「なんだよ・・・これ。どうなってんだよ!」

外でたち震えていた自分はうずくまってしまった。

「仲間みつけて・・・楽しく冒険するのが異世界だろ・・・。こんな残酷なはずねえだろ。」

右耳から銃声が響いた。しかし自分が気づいた時、ピンクのホテルの前にいた。

「また・・・か。」

ただ、自分は最初の動揺より、はるかに回避する術を考えた。その答えが。

「よし、ここにしようか。」

危なげな宿に入る。ことだった。コンクリートだから火事はない。そう思った。

入ると、大人の世界が広がっていた。

「やっぱりか・・・・」

と、あたりを見ていると鍵をもってリルが走ってきた。

「よし!いきましょう!」

なんだか楽しそうだ。3Fの部屋に入ると、ある意味恐怖の光景が広がった。

カゴに4つのゴム、ひょうたんみたいな道具・・・もう言えない・・・w

「あはは・・・、今日は休もーかなー!!」

「ええええ・・・・」

と、夕食を取らずに自分は寝た。

ふと目を覚ました。リルは横ですやすや寝ていた。

「胸・・・でかいんだな」

とか思っているのもつかの間、外で大きな爆発音が聞こえた。

「うわェア!?」

「きゃぅ・・・」

リルも飛び起きた。しかし飛び起きた途端にリルは部屋を飛び出した。

「リル待ってくれ!」

必死に追いかけるが、前から必死に来ないでと叫ぶ。

「なにがおきてんだよ」

リルは立ち止まり、下を向いて告げた。

「転生せし呪われた神の手先よ。その呪われし身体を主に近づけるな。」

「死の女神の破滅の呪い、7日の猶予、世界の終焉。すべての元凶の悪魔よ。ここで消えろ。」

低い声でそう言うと、リルは消えた・・・。

それと同時に爆発音が響く。

「俺は魔王かなにかなのか・・・闇かなにかかよ・・・・」

でも立ち止まってる暇なんてない______ここでやられてもまた始まる。

ならこの手で逆らおうと思う。もし運命だというのなら歯向かって、みっともなく散ってやる。

こんな悲しい世界を見たくない。

「いくしかねえだろうが!」

自分の中のもやもやが吹っ切れ、街を全力で走り抜け、森へはいった。




夏なのに雨ばかり・・・これこそ無駄な時間なのかもしれないですね・・・

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