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ぼくの詩集

いちにち

作者: 桜井あんじ

きょうはいちにち 時間がたっぷり

なので ぼくは いろんなことができるとおもうのです


手始めに ぜんぜん希望をきいてくれない神様を クビにしよう

(それとも もう少し 長い目で見てあげようか?)


次は お掃除

実際のところ たいして役にたってない ぼくのちっぽけなプライドなんかを

まとめて ゴミに 出してしまおう


それからちょっと 外に出て

いつもなら 呑み込んでしまう ささいな言葉を声に出す

そして なにひとつ 否定せず 一日を終えるまで


あと あのひとに電話して ごめんねって言うことも

ありがとう と すら


彼の痛みは ぼくには分からないけれど 少しがんばって 想像してみることも

すべてを受け入れることも ささいなことだと わすれることも

そしてあの事を ゆるしてあげることだって


後悔しないよう がんばることも

がんばるのをちょっと お休みすることも


そして一日のおわりに しあわせなきもちで だれかのことを想いながら

眠りにつくことだってできるのです

ぼくは きょう なんだって できるのです

そしてもっともっと 自由になることもできるのです

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