予算争奪戦前日
僕が『魔法について研究死体クラブ』に入ってから早くも1週間がたち
予算争奪戦を明日に控えた
あの後歓迎会をしてから今日までうっかり着替えをのぞいてしまったりなどあったがそれについてはまた今度機会があれば話させてもらうとしよう
さてこれから黒羽から明日の作戦などについて話があるそうなので部室に向かっている
さていったいどんな作戦なのか少し楽しみだ
「さてそれじゃあ、明日のことについて話すよ!!」
あれから10分ほどたち黒羽が入ってくるなり説明をしだした
「とりあえず前半はみんな一人ずつ予算を探しに行って後半にみんなで固まって手に入れられた予算を手に入れるという感じで動くつもりだよ。」
「でもよ、蓮。その作戦だと前半に個別で撃破される危険があるんじゃないのか?」
「それについては心配はいらないわ。それを防ぐために雪白君が魔道具を作ってくれたから。」
そう僕は理不尽なことに着替えをのぞいたからという理由で防御系の魔道具を作らされてしまったのだ
「でも、透君は魔道具を作るのは間に合わないって言ってなかったっけー?」
「それは、最初からつくるならだよ。今回は昔作ったのをもとに改良しただけだから間に合ったんだ。」
「そうだったんですかー。なっとくですー。」
「納得してもらったついでに今回使う魔道具の説明をさせてもらってもいいかな?」
「ええ、お願いするわ。」
「今回使う魔道具は『行ったり来たり』っていう魔道具でその効果は使用者に向かう魔力を吸収し、その魔力を使用者に流すといったものだよ。とはいえ吸収できる限界は存在するから気を付けないといけない。」
「なるほど、その魔道具があればやられる可能性はかなり減りますね。」
「よしっ。それじゃあ明日はみんなで頑張るよ!!」
「「「「おーー!!」」」」
明日、僕がいったいどこまで戦えるか本当に楽しみだ