決勝開始 勝者は誰だ!!
すみません。生徒会長の名前を間違えていました。都 静が正しい名前です。今までの話で間違えたところは修正しましたが「雅」となっているところがあれば教えてください
「いやあああああああああああああああああああああああ!!」
「し、死ぬっ!!ひっ、いま剣が首のすぐ横を!!」
「ああっ!?空から何かねばねばしたものが!!」
「いっそ殺せ!!もう楽にしてくれー!!」
久しぶりだから忘れてた。こいつらの凶度を!!
今の状況を説明するために大会の決勝戦まで時間を巻き戻すとしよう。
「さあ皆さんいろいろありましたが第57回高校選抜魔法大会決勝戦がついに始まろうとしています!!」
ついに始まるのか。完全な対策はできなかったけれど、うまくいけば勝つことができるはずだ。
「それじゃあ行ってくるわね」
「都さん頑張ってください」
「夕日さんも落ち着けばなんだってできますよ」
「ありがとうございます風宮君。がんばりますね」
一人一人応援した後、生徒会のみんなは会場内に入って行った。
そして予想外のものを見ることになった。
二高の団体戦の選手は『勇者の聖剣』を持った雷さんだった。
その後のことはあまり話すことはない。黒羽 仁の対策は雷さんに通じることなく、また彼女は聖剣を完全に使いこなしていたために生徒会のみんなは負けた。
「まさか聖剣の所有者が変わるとはね」
「それは言い訳にはならない。俺たちは戦って、完全に負けたのだから」
「………そうね」
さすがにみんな暗いな。まあこの結果じゃしょうがないか。
「みんな暗すぎるよ!!もっと明るくいこうよー!!」
僕がみんなの雰囲気を変えようとした時に現れたのは赤い髪を持った女性だった。そして僕はその人を良く知っていた。
「どうしてここ」
「そんなことはどうでもいいから。それよりさっきの試合見ていたけどたった1人に負けちゃったねえ。今どんな気持ち?悔しい?悲しい?それとも………強くなりたい?」
「あなたはいったい?」
「まあその答えを聞く気はないんだけどね。ただ私のギルドに入った人が1人にぼろ負けだなんてことは許せないから。というわけで君たちをこれから強くなるように鍛えてあげるからね!!」
「ちょっと僕のはなしを」
「さあそれじゃあ行くよ。大丈夫この特訓が終わるころにはみんな実力も性格も今までとはかけ離れたものになるから!!」
「僕のはなしを聞けーーー!!」
「《同真炎》」
何がなんだかわからないうちに僕らの地獄は始まった。