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十五日目………始まったクリスマスパーティー(祭?)

 今までこの作品を読んでいただいた読者の皆様へ


 突然で申し訳ありませんが『変わった世界の色と魔法』は冬休み編で終了とさせていただきます。

 そして『変わった世界の色と魔法』を書き直した作品を作ろうと考えております。

 以上、お知らせでした。

「それじゃあクリスマスパーティーを始めるわよ!!」


『おー!!』



 12月24日


 クリスマス・イブに僕たちは、というか蓮たちは僕の家に集まった。当然ながら僕の家はクリスマスの雰囲気に合っているように飾り付けもしてあるし、料理もある。

 そうして始まったクリスマスパーティーだけど、やはり僕たちが集まって普通のパーティーになるはずがないのだった。



「それではみなさん紅家のメイドの皆さんが作ってくれた料理を食べるとしましょうか」


「この肉、なかなかうまく焼けておるな」


「こっちのはプディングってやつか?結構いけるもんなんだな」


「食べるの早くない!?」



 というわけで最初は食事(実際には早食い競争)で、僕たちは美味しいものの前には友情をなくすということを知ってしまったのだった。



「ひどい戦いだった………」


「失うものもあったが得るものもあったな………」


「友情と食事の交換というのは人間としてどうなんでしょうか?」


「どう考えてもダメな人間ね」



 でも美味しかったなあ。



「それじゃあお腹も膨れたところで次にいきましょうか!!」


「いったい何をするんですかー?」


「ふふふ、それはね………王様ゲームよ!!」


『………』



 なぜクリスマスパーティーで王様ゲーム?そして彼女は王様ゲームについてきちんとした認識を持っているのだろうか?



「あっれー?みんなもしかして王様ゲームを知らないの?おっくれてるー」


(イラッ!!)



 いまみんなの心が一つになったのがわかる。もし蓮が王様ゲームについて間違った知識を持ってたなら馬鹿にしてやろうと心を決める。



「それじゃあ王様ゲームの説明をしてあげようかなあ!!」


(なんなんだ、蓮のこのウザさは。いつもはこんなんじゃねえだろ?)


(確かに何か浮ついているような気がしますねー)


(とりあえずもう少し様子を見よう)


「まずみんなはこの箱に入っている棒をとります!!棒には『王様』とかかれた棒と番号が振られた棒があるので『王様』の棒を引いた人は『王様』か振られた番号を使って命令できるんだよ!!」



 まともだった。まともな王様ゲームの説明だった。しかし今の場合はまともゆえに不安が残る。


 しかしそんな不安を持とうとも蓮は王様ゲームを始めるために箱から棒を取らせる。

 最後に蓮が棒をとってからあの言葉を言ってから一斉に何を引いたのかを見る。



「さあ、みんないっせいのーでいくわよ。いっせいのーで」


『王様だーれだ!!』



 どれどれ僕は何を引いたのかな?



『変態』



 なにこれ!?

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