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十三日目………クリスマス(イブ)前の男たち(男)

 徹夜


 それは1日中眠ることなく活動すること。しかし動物は寝なければ頭のなにかが死んでいきだんだんとよくないことになるらしい。


 いきなり何を言い出すんだと思う人はいるだろうができればこのまま僕の話を聞いてほしい。


 先ほども言ったが睡眠と言うのは生きるために必要なことで、だからこそ眠ると心地いいのだろう。



 そしてそんな心地よさをもう五日も味わっていない僕はそろそろ死ぬのかな?



 まさか五徹して魔道具を作るとは思わなかった。のめりこむと時間を忘れてしまうのはどうにかしたほうがいいな。

 しかも魔道具が完成したのでさあ寝ようと思っているのに、五日も起きつづけているのに眠気が来ないっていうのはどういうことなんだろうか?


 確かにいまは夜ではなく昼だけど、これ以上起きていると明後日にあるクリスマスパーティーに支障をきたしそうだからな。やはり今から明日中は睡眠をとっておきたい。



「しかし眠気は一向に訪れない。………なにかいいアイデアはないものかな?」



 うーん、寝やすくする魔道具を作るのも面白いかもしれないな。その場合はどんな術式が………ってこういうことを考えるから眠れないんだよ!!



「まったく魔道具馬鹿なんだからな」






「ついにデートまであと3日。何が起こっても大丈夫なようにしませんと」



 それにその前日には蓮さんたちとのクリスマスパーティーもありますからね。こんなに楽しい日が続くと学校が始まってから大変かもしれませんがそれでもいいと思えてしまいます。


 生まれたときから普通の人より大きかった私は結局普通の男性よりも大きく筋肉のついたこの体に育ち、それに似合わない高い女声を持ってしまった。

 こんな当たり前ではない自分では当たり前に楽しむことなんてできないと思っていなかったのですけどね。


 幼いころから蓮さんと茜さん、そして奈々さんに遊んでもらい。中学からは透さんに助けられた。

 そして今では彼女ができるなんて幸福をあたりまえのように受け取っている。


 こんな日常を過ごせることがとてもうれしくて、だからこそそんな日常を守れるように、他の皆さんにも楽しいと思ってもらえるように頑張っていきたいですね。



 ということでまずは明後日のクリスマスパーティーの準備を完璧にするべきか、それとも3日後のデートの準備を完璧にするべきか………ううん、悩んでしまいますね。



「こういうときはやはりアレですかね」



 さてと、サイコロはどこにしまっていましたかね。まずはそれを探すことから始めましょうか。

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