六日目………最初のコーナーで(友人)
「白々さんは素人さんと同じでラジオに今まで関わりのなかった普通の人なんですよね?」
「ええ、素人君からいきなり『ラジオに出ないか?』と言われた時は驚きましたよ」
「ちなみに『白々 椎』っていうのは今回のラジオ収録のために考えた名前なんだよな?」
「ええ、まあ考えたと言っても単純に『白々しい』をいじっただけなんだけどね」
「まあとにかく今日のラジオはいつもの倍!!4人で送らせてもらいます!!」
「「それでは『初音と素人のお気楽ラジオ』始まります!!」
ふう、出だしは何とか失敗しなくて済んだか。あとは『白々 椎』の名前で呼ばれた時にきちんと反応できるように気をつけないと。
「それでは最初のコーナー『お気楽頼り』に行きましょう!!」
「このコーナーはリスナーの皆さんから送られた手紙に書かれた質問に答えるコーナーです」
「おや?素人君、そんなコーナーの説明をするなんてどうしたの?」
「毎回してるけど!?」
「今回参加している2人にいいところを見せようとするなんてこのこの」
「ちょっ、それは誤解ですよ!!」
「そんなに白々さんにいいところ見せたいの?」
「こっちに飛び火した!?」
うーん、なかなか会話に入り込むところがなかったのをうまく会話に入れてもらったんだけどこの会話には入りたくなかったな。
「というか椎は男ですからね!!俺の興味対象は女の人ですからね!!」
「そんな、僕にはもう飽きたっていうのかい………」
「素人さまは白々様より私をとっていただけるのですね」
「いつも以上にボケの多いこの状況、処理が追いつかない!!」
「それじゃあ最初のお便りを読みますね」
「ここまでのボケを全部無視した!?」
「ここは白々君に任せてみようかな」
「僕ですか?ではお言葉に甘えて。ペンネーム『昔はよかった。あのころはすべてが輝いていた』さんからのお手紙です」
「その人にいったい何があったのか」
「それはこれからわかるはず。と言うことでお便りの内容は、『こんにーちは、ワタシは最近このラジオを聞き始めたんですがこのラジオを聞いていると若さっていいなと思います。歳をとったワタシでも情熱をもってできることはあるのでしょうか?仕事以外で(53)』だそうですよ」
「最後の括弧はどういうことなんだろうか?」
「あまり触れないほうがいいのかもしれませんね」
「まあとにかく年をとってもアツくなれるかってことなんだけど、そもそもみんなはいま何かハマってることあるの?」
最近はまってることねえ………