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勝者決定!!次回に…つづ……く?

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


魔犬の咆哮により土屋の魔法は壊された。残り1分20秒耐えられるのか。


「瞬ちゃん、私と一緒に《嵐の防壁》で時間を稼ぐよ!!」


「わかりました。それでは」


「「《嵐の防壁》」」


「これであと1分くらいはきっと………」


「ガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


再度魔犬による咆哮。それだけで二人が張った風の防御魔法は壊された。


「そんなばかな!?」


「10秒も持たないなんて!!」


のこり1分………


「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


「きゃあ」


「ガハッ!!」


「ぐっ!!」


「「………」」


これは………風属性の魔法かっ!?くそっ意識が…遠のいて……いく………







「透、お前は魔法とは一体何だと思う?」


「そんなのは知らないよ。そもそも魔法なんてあるから僕の父さんも母さんもあんな目にあったんじゃあないか」


「いつも言っているがそれは違う。別に魔法があったからあんなことが起こったわけじゃあない。それを忘れるな」


「でも………」


「いいか、もしもお前が自分の力を使ってでも助けたい人がいるならば何も考えずに動いてみろ。そうすれば少しはお前の考え方も変わってくるからよ」







目が覚めた。ここは……病院だろうか?しかしいったいなぜこんなところにいるんだろうか。………足音がする。しかも走ってきているのかやけに間隔が狭く音も大きい。


(ガラッ)


「目が覚めたのか雪白君!!意識ははっきりしているかい!!どこか痛むところはないかい!!」


「ちょ、ちょっと落ち着いてください」


「あ、ああすまないな。」


「それで僕はいったいなぜこんなところにいるのか説明をお願いできますか?」


「説明?………もしかして雪白君は何があったのかを覚えていないのかい?君たちはダンジョンで上級の魔物に襲われたんだよ」


ダンジョン…魔物……


「すみません思い出せません」


「そうか、まあ記憶に関しては魔法で幾分かは思い出せるだろう」


「魔法ですか?」


「そうだよ。君もどうやら魔法について詳しいようじゃあないか。記憶に関する魔法もいくつかは心当たりがあるんじゃあないのかな?」


「あのすみません。さっきから言っている魔法って何のことですか?」


「えっ!?君、もしかして…」


あれ、もしかしてなんか変なことでも言ったのかな?

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