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電話と警察と心配事
少し短いです
「え? 飛鳥君、まだ学校に着いてませんか? 間に合うように送り出したはずなのですが……はい、わかりました」
飛鳥君を送り出してから三時間後、学校の職員の方から電話がかかってきた。飛鳥君がまだ学校に来ていないとのことらしい……飛鳥君に限ってサボっているなんてことは無いと思いたい。事件に巻き込まれてたりしているかも……
「飛鳥、君。大丈夫……ですよね?」
それからさらに18時間後。飛鳥君はまだ、帰ってこない。
「結衣さん! 兄ちゃんは!?」
北海道で仕事だった麗華ちゃんは、今の時間になってようやく帰って来た。大急ぎで帰って来たのか、額から汗が流れ、息切れを起こしている。
「わかりません。何をしているのかも、どこにいるのかも」
「……電話! 電話も通じへんの!?」
「はい。何回もかけましたが……」
何度かけても、飛鳥君に電話が繋がることは無かった。
「そんな……ど、どうしよ!」
「うーん、警察……ですかねえ」
「あ、そうか! 警察があったわ!」
ハッとしたような顔をすると、麗華ちゃんはまた大急ぎで家を出ていった。交番に行かなくとも、電話で対応してくれると思うけど。
何よりも、飛鳥君が心配で仕方ない……一応、優希君にもメールを送っておこう。




