旅館大浅総
「本日は我が旅館にお越しいただき誠にありがとうございます」
「海に沈む夕日が綺麗だって聞いて一度来てみたかったの」
私は浅霧睡蓮、この旅館の経営者で人造神の女だ。紫色のショートボブヘアのこの人は”Rumia Brunhilde”ルミア・ブリュンヒルデさんという吸血鬼の女性だ。今日は『株式会社ブリュンヒルデ』と『株式会社葛城』の会合がこの旅館の二階の大広間で行われる。大企業同士の話し合いにこっちまで緊張してきた。黒のリムジンが一台ずつにボディーガードが複数人いた。
「お久しぶりです葛城さん」
「こちらこそお久しぶりです...貴方まで緊張することないでしょう」
「...緊張してないもん」
「ま、いいか。案内してくれない?」
目の前に友人の姉の葛城彩音、そしてその妹の葛城葵と黒いスーツに赤いネクタイを付けた身長の高い男と女のボディーガード複数人をつれて旅館の中に入った。錚々(そうそう)たる組み合わせに立ち眩みしそうだった。私だけだとても間に合いそうにないので紫色のロングヘアのエヴリン・スカーレット”Evelyn Scarlett”さん(女)、赤いロングヘアの霞神楽さん(女)、“Lewis Schofield”ルイス・スコフィールドさん(男)水色のショートカットヘアのは川崎茜さん(女)『熊』(雄)、『鳥』こと剣奉明さん(男)大塚紫苑さん(女)を総動員して料理を運んだり作ったりする。。
「今日人多いですね」
「そりゃ大企業の株主から社長さんの秘書まで来てますからね」
「どんなお話ししてるんでしょうねぇ?」
「駄目ですってば!」
「冗談ですよ」
「聞き耳も駄目ですからね!」
アナログ時計を見るといよいよ会合が始まっていた。これだけの人数で料理とかの準備してるのに数分しか経っていなかった。ただ私が冷静にならないと他のメンバーがー混乱するので厨房で的確に指示を飛ばしながら指導している。
「あ、やばい!魚焦がしちゃてるよ!睡蓮どうすればいい?」
「え!?嘘でしょ!?」
川崎茜さん本人は料理が得意じゃない事を理由に断ってたけど。私が無理を言って急遽来てもらい運搬を中心に働いてもらってる。焦がした魚は残飯処理係の『熊』と剣さんがその場で食べてくれた。けどそれらは予想の常に上手くいくとは限らないからだ。
「うんめぇ熊」
「焦げてる部分味が有って悪くないねぇ」
私が海に潜って狩った魚の鱶鰭を焦がすという問題に直面しながらも何とか会合が無事に終わった。こういうのは初めてなのでどうなる事かと冷っとしたけど。多少のミスはあれど平穏に済ませることが出来てよかった。そしてこの旅館に居るメンバーで宴会をした。




