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欲望は薬を使って


「川崎さん、『男体化』の薬作ってください!」

「駄目駄目、そんなもの作れないよ、それで誰に何の目的使うの?」

「大塚さんとか川崎さんを男に、ある私が...」

「うん、貴方自分が今気持ち悪いこと言ってる自覚ある?昔はこうだったとかは通用しないからね」

「そこまで言わなくたっていいじゃないですか!」

「睡蓮も私ももう経験してるけど子供を出産するの物凄く痛いんだよ、それを他人にもう一回味わせるの?」

「...何かごめんなさい」

「もう二度と言わないで」

「...はい」

 この人川崎茜かわさきあかねさんで、龍神と人間の混血であり、現在『川崎薬局』の経営している水色のショートボブヘアの女性だ。きつく注意を食らってしまった。それも怒気はない普通のアクセントでだ。『子供を出産する』と言う当たり前な事を忘れていた。自分も彼女と同じ女なのにね。

「漫画とかだったら別にいいよ、フィクションだからね。そういうのが好きな人も居るからね。けど現実だといろいろと不味いんだよ。技術的に出来たとしても」

「それもそうですよね...」

「少し落ち着いた?私別に怒ってないからね」

「......大丈夫です。私帰ります」

「気を付けて帰ってね」

「...さようなら」


 興奮した勢いでつい言ってしまったけど今日は一日中家の中に引き籠る事にした。シャワー浴びる前に念のため鏡に映った白銀のショートボブヘア素っ裸の自分と身体を見た。正真正銘女だという事が確認できた。茜さんも私も髪伸びたなぁ。

「川崎茜の研究所はここ熊か!?」

「ここ私の旅館です!その骨何ですか?鹿...」

「違う!これは正真正銘恐竜の頭蓋骨である!熊」

「恐竜は遥か昔に絶滅したんだけど」

「何故そう言い切れる民間軍事企業ファフニールの核攻撃から数百年経った。ゆえにそのような大型生物も復活しているはずだ熊」

「まぁ可能性は無いとは言えないけど...」

「頼む!おいらを川崎茜のところに連れてって欲しい熊!」

「分かったよ、今日は家から出ないと決めてたんだけどな...」

「何かあったの?」

「いや全然、さぁ行きましょう!」

 茜さんの研究所に向かってる途中この二足歩行の喋る『熊』が実際に戦って倒したらしい。大きさも当時そのままの”T-REX”(ティラノサウルス)と喧嘩したらしい。何故そんな無謀な挑戦をしたかと言うとシンプルに強くなりたかったから。そんなのただの作り話だと思っていた。けど全身に傷がついていた。そして遺伝子検査の結果本物の『恐竜』だった。

「よっしゃーあぁぁぁ!ティラノサウルスに勝ったぞぉぉぉ!」

「次はドラゴンと戦ってみる?」

「それはまた今度にね、茜さん」











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