表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/174

52.2人のお迎え

後宮の宮殿に着くと、そこにはカイリ殿下とトキ殿下が立っていた


ラディアさんは、私の様子を見て丁寧に下ろすと、殿下に向かい、サッと跪いて挨拶をする姿勢をとる

完璧にお仕事モードだ

隣にフェンさんも跪き、同じく両殿下に礼を執る


「何があった?」

カイリ殿下が私の目を見つめて問いかける


なんて説明したらいいんだろう……

お水に触りたかっただけなんです。とか、説明にならないよね……

「噴水の水に触ろうとしたら、水に引っ張られて、噴水の水の壁ができて、その水に触れたら、ラディアさんが目の前にいました」

説明能力の無さよ……


カイリ殿下は私の説明では状況が分からないと思ったのか、フェンさんの方に目線を送る


「外部からの痕跡はございませんが、何らかの魔術が発動したものと思われます。護衛の任を仰せつかったにもかかわらず、不徳の致すところでございます。申し訳ございません」


と、報告した


すると、カイリ殿下は次にラディアさんを見る

「私には魔術的反動は来ませんでしたので、フェン様を拒む何らかの魔術のように思います」


「なるほどな」

カイリ殿下は状況を把握したらしい


ふると、トキ殿下が

「フェン。ちょうどロイを連れてきていてね。彼に朝廷のあれこれを案内して欲しいんだ。頼めるかい?」


と指示を出した


「承りました。」

フェンさんはトキ殿下の意図をくみ、さっとその場を離れる


「他に気になることは何かあったりするかな?」

トキ殿下はラディアさんに問いかける


「いいえ。特にはございません」

「じゃあ、この場を頼めるかい?」


「みさき。帰るぞ」


私は2人に連れられて帰宅した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ