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44.トキ殿下

フワフワと意識が戻ってくる。辺りはいい匂いの香が漂っている

皆は帰ってしまったのか、長椅子のソファーに私は1人で横たわっていた


「目が覚めたかい?」

紫色の瞳が私を見つめる


「あの……」

カイリ殿下の魔力にあてられて具合が悪くなったのは覚えてる。


私が言いかけると

トキ殿下は、私の唇に人差し指を立てて


「大丈夫。心配ないよ」

と言ってニッコリ微笑んだ


「それより具合はどうだい?」

私が起き上がると、トキ殿下はその隣に座って、言って私の手を握る


トキ殿下の両手は漆黒の手袋で覆われていた


なんでだろ?

王子様が白い手袋をしているのはイメージあるけど、黒なのは何か意味があるのか……ないのか……


「みさきって呼んでいいかい?」

「はい。ご自由にどうぞ……」


「みさきは僕のこと怖くない?」

「ん?特に怖い要素ないと思うんですけど……」

私は正直に答えた


「僕はね、『毒』の魔力特性を持っているんだ。そうだね。少し僕らのことを話そうか」


そう言って、トキ殿下は、自身のことを話し始めた

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