2.プロローグ2
あおいさんは、この世界のことを色々教えてくれた
私はあおいさんの住む教会で一緒に暮らした
あおいさんはこの教会では「マリア」と呼ばれていた
魔力の浄化を求めて、人々は祈りに訪れる
あおいさんは優しくて、お姉ちゃんがいたらこんな感じなのかな。と思った
そのことを告げたら
「私の事をお姉様って呼んでくれていいのよ。」
と、優しく微笑んだ
長い髪と透き通るような白い肌に黒目がちな瞳
神秘的な見た目に加えて天使の微笑み
こりゃ、どんだけ穢れた魔力でも浄化するって!
私はお姉様と一緒に穏やかな生活を過ごした
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ある日、目が覚めるとこの世界は一変していた
「あおい様はここにはいらっしゃいません。」
目覚めてそんなこと言われても納得できない
「なんで?」
私の記憶はお姉様との日常で止まっている
「みさき様は長い間お眠りになられておりました」
寝ている間にお姉様が居なくなった?どういうこと?
そもそも私、元の世界から、ちびっ子転移したんだけど?
と思ったけど、今の私は転移前と変わらない
え?どんだけ寝てたの?それとも。私が覚えていないだけ?
空白の時間…
謎だらけの変化についていけない。
あおいお姉様はもぅいない
数年間でこの世界は大きく変わってしまった…