表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
126/174

126.そうなりますよね

昨日のことがあって、私は朝からラディアさんと一緒にティータイムを過ごしている



カイリ殿下曰く「外に出るならラディアを連れていけ」


そうですよね。そうなりますよね……


昨日は帰宅したらエリちゃんが血相を変えて出迎えた


取り乱したエリちゃんを、ユミさんがなだめ、それを見たカイリ殿下がラディアさんの派遣を決めた


故に、どこで何するにも、ラディアさんがしっかりきっちり見張っている


初めは、

「本日からみさき様の護衛の任を仰せつかりました」

と言ってドアの前で立っていたんだけど、申し訳なさ過ぎて、一緒にティータイムを過ごしてもらっている


「みさき様は水との相性が良いのでしょうか?悪いのでしょうか?」


唐突にラディアさんが聞いてきた

相性?考えたこと無かった


「水はあおいお姉様の魔力が強く影響することがあって……魔力に相性とかあるんですか?」


「後宮の噴水の時も水が関係しておりましたし、今回は川に引き寄せられたと聞いています」


あおいお姉様の魔力に引き寄せられてしまっていることはあるかもしれない


よし!!

バンっと勢いよく立ち上がると、ラディアさんは少し驚いた表情を見せた


「私、噴水を見に行ってもいいですか?」


「噴水とは後宮の……でしょうか?」

「そうです!」


「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」


「特にはないんですが……。」

勢いよく行くと言った割にはこれといった理由はなかった


何となく、行ってみたら何か感じられることがあるんじゃないかなと思って


「かしこまりました。明日で宜しいでしょうか?」

「あ。はい!」


ラディアさんは片手で鳥を描き、窓の外へ向かって羽ばたかせた



そして、たわいのない話をして夜を迎えた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ