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120.密談1

カイリとトキは、ズルズルと長引いた朝の議会を終えると、グッタリした様子で来賓用の別邸に足を運ぶ


自分たちが成人と言われる年齢になると共に、2人を王とした新しい国家が誕生する


フラスコと言う特殊な環境で育った2人の年齢の数え方は一般人と少し変わっており、実質の年齢と、差異がある

が、世間的にはあと数ヶ月で成人年齢を迎える歳となることになっている


近隣国との国交や、国内の法の整備、各都市の統治、毎日議題に上がるものは山のようにある

それに加えて、己の利益勘定しか考えていない役人と貴族の相手もしなければいけないのだからグッタリしないわけが無い



別邸の門まで来ると、ロイが出迎えた

ロイは胸元に手を当てて一礼し、手短に挨拶を済ませると、本題に入る


「人払いは済ませてあります。ユミ様とカシェ様もお連れ致しました。」


軽く頷いてカイリは門を通って進む


「フェン。後は頼めるかい?」

「承りました」


トキと短く言葉を交わすと、フェンは、2人が門を通ったのを確認して、門の内側に魔法陣が刻まれた杭のようなものを立てた

杭はフェンの唱えた魔法に反応して効力を発し、来賓館を強固な結界で包む


さらにロイがその杭に手をかざし、結界に認識偽る魔法を発動する


これで、この来賓館は誰にも認識されず、誰の来訪も受け付けない、強固な要塞へと変化した


魔法の効力を確認すると、側近の2人も邸内に歩みを進めた


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