表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華やかに100年生きるために  作者: ハナマウ
2/3

終わってしまった

昨日、私は母と喧嘩をして「普通じゃない」理由を、叩きつけました。

本当に、そのままの意味で、私の顔を見ないでいつものように、思うがままに怒りをぶつけてくる母の背中に、そのファイルを叩きつけました。

「私は普通じゃない、もう傷つけないでくれ、期待しないでくれ」っと。


この24年間、他の人にとっては少しかもしれない、だけれど、私にとっては大きなズレと戦って来た、悲しみ、恨み、悔しさ、諦め、頑張りがサラサラと溜まり、崩れて、本当の私が顔を出しました。


きっと母や父は驚いたでしょう。はじめて本当の私を見たのでしょうから。


これが私だと、恥ずかしい気持ちもありながらも、本当の私が顔を出すのは最後かもしれないと、冷静に覚悟を決めて、感情が眼からあふれ出しても必死に伝えた。

きっと何か変わるはずだと期待を込めて。


父はいつものように冷静さで人を操るような言葉をつらつらと語、自分を守っていた。

やっぱり、母は知らなかったからしょうがないと、私に当たり前が出来るようになって欲しかったからだと、直ぐに傷つけるような事を言わないように出来るか約束出来ないと、自分を守っていた。


母からは私に対しての言葉はひと言もなかった。

分かっていたけれど、どの言葉も私には自分を守る為の言葉にしか聴こえなかった。


好きなアニメの中のセリフで、今でも思い出す言葉がある。

「期待っていうのは諦めから出る言葉なんだよ。」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ