頭隠して尻隠さず 後編
三日後
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「只今、怪盗xこと田中 一郎容疑者が、東京拘置所から車で出てきました!」
どうしてこうなったのだろうか、
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俺の盗みは完ぺきに思えた。
だが、
昨日の夜警察がうちに来てよぉ、
「あなたには窃盗の容疑がかけられています。署までご同行願います。」
っていってなぁ。
何故ここが分かった!って聞いたら
「だってお前、現場に財布落としていくんだもんな、その場の警察官達はもう唖然とするような呆れるような何ともマヌケな顔をしていたのを覚えている。」
って答えたんだ。
本当にマヌケだったのは俺のようだった。
「それ以外は本当に完ぺきな盗みだった。警察官の俺も惚れ惚れしたよ。」
はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
そこでおれは大きなため息をついた。
そしてこう呟いた。
「正に”頭隠して尻隠さず”じゃないか。」
はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
「頭隠して尻隠さず」
悪事や欠点などを、すっかり隠したつもりでいても、その一部が現れている。という意味。
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