ミーノの夢3
私は、うたた寝でもしていたのでしょうか?
気が付くと私は、公園のベンチに座っていました。
私は、
マードックって、昔話の魔女よね?
不思議な夢だったわ
あ、いけない
もうこんな時間だわ
と思い出し、急いでお屋敷に帰りました。
私がお屋敷に着くと、
侍女長のオーダ・マーリンさんがおり、
私に対して、
あら、遅かったじゃないの?
こんな簡単な仕事も遅いなんて
本当に
仕事も容姿も醜いね。
アハハハ
といつもの様に、嫌味を言ってきたのです。
私は逆らうと虐められるので、
マーリンさん、すみません
と言うと、マーリンさんは、
お黙り!!
さっさと仕事に戻るんだね
と言い立ち去ったのです。
私は、買い物したものを
お嬢様に渡しに行くと、
お嬢様は、丁度社交界にデビューのドレスを
選んでおられました。
キレーナお嬢様は、私に気が付くと
あら、ミーノお帰りなさい。
このドレスどう?
この真紅のドレスとスカイブルーのドレス
どちらが良いと思う?
あ、そうそう、貴方の分もあるのよ
と言い、私に、
土色のドレス
を下さったのです。
お嬢様は、
マーリン達が貴方に似合うって
選んでくれたのよ
よかったわね
これを着て、一緒に社交界に行きましょうね
下がっていいわよ
と笑顔で言われたので、
私はドレスを持っていた袋に入れると
ありがとうございます
と言い、部屋を後にしました。
部屋を出るときにマーリンさん達とすれ違ったが、
彼女達は、私に聞こえるように
あら、よかったわね。
そのドレスの色、貴方にピッタリよ
それを着るとホントカエルの化け物ね
きっと会場でも、注目を集めるわよ
と、言い
アハハハ
と笑ったのです。
私は、悲しくなり、部屋に戻り、袋から
改めてドレスを取り出し、それを見ながら泣きました。
私は、泣き疲れて、少し寝た後、
暗くなった室内で、先程の袋の中が、
ほのかに光り輝いている
事に気が付いたのです。
私が、袋の中を覗いてみると中には、
一枚の白い布
が入っておりそれが輝いていたのです、