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マードック魔道具店  作者: イカ十郎
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ミーノの夢2

 私は、気が付くと、


その魔道具店の扉に手を掛け、


いつの間にか、店の中に入っていました。


私が店に入ると、すぐに


店の扉が


 ドーン!!


と勢いよく締まり、辺りは真っ暗になりましたが、


店の奥に、蝋燭の灯りがあるのが、見えました。


 私は、店の奥に向かい


   こんにちは?


   誰かいませんか?


と恐る恐る声をかけると、


蝋燭の灯りが、スーと動き出し、


目の前に、一人の老婆が現れました。


老婆は、


  ケケケ!!


  あらあら、どんなお客様かと思えば、


  今回は、若い女の子かい!?


  いらっしゃい!!


と、嗄れた声で声を掛けてたのです。


 私は、勇気を出して、老婆に、

  

  ここは、何を扱ってるのですか? 


と尋ねると老婆は、

  

  おやおや? 


  これは驚いた?


  ここが、何処か知らずに来たのかい!?


  ここは、 


  お前の心が、呼んだお店さ


  皆は、ここを


    マードック魔道具店


  と勝手に呼んでいるよ。


と答え、私に、


 一枚の白い布


を差し出しました。


 老婆は、


  お代は、要らないよ。


  お前の歓ぶ気持ちだけで、十分さ。


  さあさあ、 


  明日の朝一番に顔を洗い、


  この布で一回だけ、顔を拭くんだよ


  そうすりゃ、心の綺麗なアンタが望んだ


  美貌


  そうだね、


  万人を魅了する美貌


  が手に入る。


  だけどね


  これは、その時の心の姿を、容姿に


  反映させるものなのさ


  使うのは、明日一度だけにしておきな!!


  それとその布の事は、


  誰にも言っては駄目だよ


  ケケケ、約束したよ、

  

  わかったね


  ミーノ!!


と言ったかと思うと、


霧に包まれた様に、私の意識はそこで途絶えたのです。


くどいようですが、マードックが、主人公です。

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