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マードック魔道具店  作者: イカ十郎
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ツエーノの夢5

 俺は、初めて


   ビッグボア


を討伐したあの日から、老婆に貰った薬を


毎日飲むことにしている。


 この薬が、入っている瓶は、恐らくは魔道具だろう


 毎日飲んでも、決して薬がなくなることはない


 俺は、


この薬の力で


   B級冒険者


として、その名に恥じぬ活躍をした。


 そして、


    A級冒険者になる日も近い


と噂されるようになったある夜、


俺はあの老婆に、再び出会った。


その日の俺は、


受けていたクエストも無事に終わり


何時もの食堂で、皆と飲めや歌えの大騒ぎ


をして、足元がふらつくまで飲んでたんだ。


そして、宿に向かおうと、一人で街を歩いていると


急に付近が、霧が出て来て、モヤに包まれ


ふと気が付くと、老婆が立っていた。


 この老婆の姿は、初めてあったときから、もう何年も経つの


に、変わらず、耳に残る様な嗄れた声で


  ケケケ、ツエーノお久しぶりだね


  大活躍のようだね!!


と話し掛けてきたので、俺は


  オゥ、おかげさまで大活躍さ!!


  もうすぐA級にも手が届く勢いさ!!


と答えた。


 老婆は、俺に


  ヒヒヒ、そうかい、そうかい


  しかし決して薬を一日に一錠以上


  飲んじゃないよ!!


  約束したよ


と言うと、また霧と共に姿を消した。


 次の日、俺はギルドに、呼び出され担当者に


  ツエーノ様


  イナーカ村の村長より、


  単独討伐の指名依頼がきています。


  討伐対象B級のワイバーンが、村に出現したそうです。


  この事態をギルドとしては、重く見ています。


  もし受けて頂けるなら、このクエストを


  ツエーノ様のA級昇格試験


  とさせて頂きます。


と、伝えられた。


 俺は、二つ返事で


   了解!! 俺に任せな!!


とクエストを受け、イナーカ村に向かった。


あと1話くらいで、ツエーノ編は

終了を考えています

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